エノーラ・ホームズの事件簿2

Netflix
引用元:Netflix

Netflixから2022年11月4日に独占配信された「エノーラ・ホームズの事件簿2」の感想記事です。

アメリカの作家ナンシー・スプリンガーによる小説シリーズを原作とした作品で、前作の人気を受け製作された続編です。

オススメ度3.7

あらすじ&予告編

探偵として初めて正式な仕事の依頼を受けて、張り切るエノーラ。

だが失踪した少女にまつわる謎を解くためには、仲間だけでなく兄シャーロックの助けが必要になる…

作品情報

原題:Enola Holmes 2

製作国:アメリカ、イギリス(2022年)

配給:Netflix

監督:ハリー・ブラッドビア

本編:130分

出演:ミリー・ボビー・ブラウン、ヘンリー・カヴィル、デヴィッド・シューリス、ルイス・パートリッジ、ヘレナ・ボナム=カーター、スーザン・ウォーコマ、アディール・アクタル、シャロン・ダンカン=ブルースターほか

レビュー

前作に負けず劣らずのコミカル調にミステリー、アドベンチャー、アクション、ロマンスと様々なエンタメ要素が絶妙なバランスで盛り込まれており、第4の壁を打ち破る演出にも若干の慣れを感じ(笑)、テンポ良く物語が進んでいく感じがとても爽快な作品です。

前作同様にいかにも19世紀のロンドンって感じの街並みや衣装などのセットも素晴らしく没入感を得やすいように感じます。

強いて言えばミステリーとしての謎解き要素が少なく、考える隙が全くなかったのが残念でした。

マッチガールズ・ストライキ”や主導したサラ・チャップマンという実在した事件や人物を盛り込み、社会問題に大きく切り込んできたのも今後の展開への布石のように感じます。

マッチガールズ・ストライキ : 黄燐マッチの毒性が問題となって、製造者の健康被害が社会問題化した死に至る職業病として恐れられ、1888年にはロンドンで女工達によって起こされた大規模ストライキ事件。

同じく女性の権利を主張するヘレナ・ボナム=カーター演じる母親が、今後どう絡み合っていくのかも楽しみな展開ですね〜

キャストの存在感は前作同様に際立っていて、ミリー・ボビー・ブラウン、ルイス・パートリッジの成長を見守る親心的な感情移入を感じつつ、ヘンリー・カヴィルの超絶イケメンぶりにも若干慣れてきますが非常に魅力的です。

シャーロック・ホームズのキャラクターであるモリアーティやワトソンなど、シリーズとしてさらに大きく飛躍しそうな感じがして続編が待ち遠しいです。

評価

脚本3.5

配役4.0

演出3.5

音楽3.5

映像4.0

 IMDb 6.8 / 10

ROTTEN TOMATOS Tomatometer 93% Audience 79%

metacritic METASCORE 64 USER SCORE 6.6