東宝東和から2016年10月7日に劇場公開された「ジェイソン・ボーン」の感想記事です。
ロバート・ラドラムの小説を原作とした映画化作品で、シリーズ5作目となる作品。
「ボーン・レガシー」(2012)の直接の続編ではなく、「ボーン・アイデンティティー」(2002)、「ボーン・スプレマシー」(2004)、「ボーン・アルティメイタム」(2007)の3部作を手がけたポール・グリーングラスとマットデイモンのタッグが9年ぶりにシリーズ復帰を果たています。
オススメ度
あらすじ&予告編
世間から姿を消して静かに生活していたジェイソン・ボーンのもとに、CIAの元同僚のニッキーが現れる。
ニッキーは、CIAが世界を監視・操作するために極秘プログラムを始動させたこと、そしてボーンにまつわる、ある驚きの真実を告げる。
これをきっかけにボーンは再び動き始めることとなり、追跡を任されたCIAエージェントのリーは、ボーンを組織に取り込むことを画策するが…
作品情報
原題:Jason Bourne
製作国:アメリカ(2016年)
配給:東宝東和
監督:ポール・グリーングラス
本編:124分
出演:マット・デイモン、トミー・リー・ジョーンズ、アリシア・ヴィキャンデル、ヴァンサン・カッセル、ジュリア・スタイルズ、リズ・アーメッドほか
レビュー
圧倒的な格闘術を駆使する記憶喪失の元CIAを描いたスペクタクル作品は、ロバート・ラドラムの代表作「ジェイソン・ボーン」三部作から新たな展開へ。
「フィリピノ・カリ」であったり「クラヴ・マガ」と揶揄されるその格闘術は、打撃技のみならず、絞め技や関節技を多用し、ダメージを与えるというよりかは相手の動きを封じるといったリアリティと、身の回りにあるもの(ペンとか)を使ったのが非常に新鮮なシリーズですよね。
しかし、マット・デイモンも寄る年波には勝てず、ビルドアップした肉体で奮闘する様は素晴らしいが、キレッキレの格闘アクションは激減する形に。
ポール・グリーングラスの十八番とも言えるスピード感とセンシティブさの掛け算のような編集と、抜群のカーアクションで緊張感を何とか保持しているような状態に感じられます。
序盤のインテリジェンスさ際立つチェイスと、盗んだSWATの車でのカーチェイスが抜群だが、やはり全体的に内容は薄いように感じ、シリーズファンとしては残念であるとともに、続編が作成されなそうな切なさを感じる作品となってしまいました。
シリーズ通してエンディングは抜群ですがw
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.6 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 54% Audience 55%
metacritic METASCORE 58 USER SCORE 6.4
コメント