Disney+で2025年1月24日から独占配信された「ナイトビッチ」の感想記事です。
2021年に刊行された作家レイチェル・ヨーダーのデビュー小説を原作とした作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
出産を機にアーティストとしてのキャリアをあきらめ、専業主婦になったひとりの女性。
自分の人生に悩む彼女は、家事やワンオペの育児に追われていく日々のなかで疲弊し、不安を募らせていく。
そして、やがて自分が次第に犬に変化しているのではないかという強迫観念にとらわれるようになっていく…
作品情報
原題:Nightbitch
製作国:アメリカ(2025年)
配給: Disney+
監督:マリエル・ヘラー
本編:101分
出演:エイミー・アダムス、スクート・マクネイリー、ゾーイ・チャオ、メアリー・ホーランドほか
レビュー
育児に疲弊した主人公の女性の身にシュールな変化が起こるさまを描いたダークコメディ。
家事・育児に捉われ、自分のやりたいことや仕事ができずに気力を失っていく役柄を、体型面も含めて体当たりで演じたエイミー・アダムスにまず賛辞を。
閉経のタイミングで身体的に大きな変化が生まれ、野生的で自由奔放に再生していく様をまるで犬になったように描いたシュールな演出が光ります。
息苦しさから解放されていく様を清々しく演出しているところはとても好印象ですし、エイミー・アダムスの演技力も大いに後押しして気持ちよく見られます。
もちろん内容が内容だけに面白い作品かと問われたらそうではないが、女性目線で育児の大変さを認識する上で役に立つし、出産を終えた女性たちは共感して楽しめるのかもしれない。 観る人によってさまざまな印象を与えそうな作品です。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 5.6 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 59% Audience 48%
metacritic METASCORE 56 USER SCORE 5.6