スクリーン・メディア・フィルムズから2021年11月5日に全米公開(日本未公開)された「ネイビーシールズ ローグ・ネイション」の感想記事です。
オススメ度
あらすじ&予告編
ISISのテロリストを収容している米軍の施設が襲撃される。 首謀者は圧倒的富と武力によりシリアでジハードを率いた人物、通称シャレフ。
米国は直ちに<NAVY SEALS>に出勤を要請、ひとつの重要な任務が命じられる。 それはテロリストに乗っ取られた施設から重要参考人を救い出し、ワシントンD.C.襲撃計画を24時間以内に阻止すること。
刻々とタイムリミットが迫る中、<NAVY SEALS>の危険かつ困難なミッションが始まる…
作品情報
原題:One Shot
製作国:アメリカ・イギリス(2021年)
配給:スクリーン・メディア・フィルムズ
監督:ジェームズ・ナン
本編:97分
出演:スコット・アドキンス、アシュリー・グリーン、ライアン・フィリップ、エマニュエル・イマニ、ディノ・ケリーほか
レビュー
ネイビーシールズと武装集団の衝突を、カメラの長回しによるワンショットで描いた作品。
原題のOne Shotは単に一撃の意味もあるかもしれないが、戦闘シーンを含む本作すべてをワンショットの長回しで撮っていることの誇示であることは間違いないでしょう。
アクション映画ゆえに濃密なストーリーや辻褄を合わせていくのはお預けですが、それを補って余りある十分と言って良い緊迫感はカットのない撮影方法の賜物ですね。
怪獣と軍隊の間で繰り広げられる戦闘の傍らで逃げ惑う人々に焦点を当てた擬似ドキュメンタリー作品として仕上げ、異質さと斬新さにリアリティが加わった手法をとった『クローバーフィールド/HAKAISHA』(2008)と対比してしまうと、手持ちカメラで兵を追いかける一人称視点はアイデアとしてはやや劣る気もするが、やはりこの手の撮影方法は緊迫感の煽りが凄まじいです。
ネイビーシールズを描いてるはずなのに特殊部隊らしい描写はほぼなく、どこかまとまりもない両者が互いに削り合う感じはある意味リアリティなのかもしれないと思うのは邪推でしょうかw
とにもかくにも個人的には一瞬も目を離せない作品は好きで、そういう作品が好きな人にとっては堪らないと思います。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 5.6 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 59% Audience 48%
metacritic METASCORE 39 USER SCORE 6.0