ビターズ・エンドから2020年1月10日に劇場公開された「パラサイト 半地下の家族」の感想記事です。
第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルム・ドールの受賞。
第92回アカデミー賞では作品賞を含む6部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門を受賞。 非英語作品の作品賞受賞は史上初めてで、アカデミー作品賞とカンヌの最高賞を同時に受賞した作品は『マーティ』(1955年)以来65年ぶりとなるなど、快挙とタイトルを総なめした話題作です。
オススメ度
あらすじ&予告編
半地下住宅に住むキム一家は全員失業中で、日々の暮らしに困窮していた。
ある日、たまたま長男のギウが家庭教師の面接のため、IT企業のCEOを務めるパク氏の豪邸を訪ね、兄に続いて妹のギジョンもその家に足を踏み入れる…
作品情報
英題:Parasite
製作国:韓国(2019年)
配給:ビターズ・エンド
監督:ポン・ジュノ
本編:132分
出演:ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダムほか
レビュー
一言で言うのであれば、様々なテイストを一度に味わえる作品。
文字通り寄生していく様は見事。
全体に散りばめられたコメディ要素に笑っていたのも束の間、途中からはガラリと変わって脱出劇からのサイコスリラー調となっていき、脚本が巧妙すぎて飽きる暇すらありません。
韓国の半地下住まいに関しては本作を通して初めて知りましたが、大学受験にかなり重きを置く国民性も相まって、格差社会による貧困問題を多分に組み込んだことでより一層ストーリーに深みが増したことがアカデミーの受賞からも良く分かります。
韓国映画好きに関わらず一度は観た方が良い作品であると感じました。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 8.5 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 99% Audience 90%
metacritic METASCORE 96 USER SCORE 8.7
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