東宝から2021年4月2日に劇場公開された「ホムンクルス」の感想記事です。
『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載されていた山本英夫による人気漫画の実写映画化。
オススメ度
あらすじ&予告編
新宿西口の一流ホテルとホームレスが溢れる公園の狭間で車上生活を送るホームレス・名越進は、医学生・伊藤学に出会い、報酬70万円を条件に第六感が芽生えるというトレパネーションという頭蓋骨に穴を開ける手術を受けることになった。 その手術以降、名越は右目を瞑って左目で人間を見ると、異様な形に見えるようになり、様々な心の闇を抱える人達と交流していく…
いい表情を出しますよね〜
綾野剛の演技力があればなんでも盛り上がる気がしますw
綾野剛といえば「日本で1番悪い奴ら」で素晴らしい演技が光りましたよね〜
作品情報
製作国:日本(2021年)
配給:エイベックス・ピクチャーズ
監督:清水崇
本編:115分
出演:綾野剛、成田凌、岸井ゆきの、石井杏奈、内野聖陽ほか
レビュー
設定
右目を瞑って左目を見た時に見える世界。 その世界では、人間が異形の姿に見えるが、それは本人のトラウマに基づく深層心理が具象化したもの。
ホムンクルスと名付けたそれらが見えるようになり、それらを持つ人達と関わりながら自分の過去と向き合っていく。
ファンタジー要素多めなヒューマンドラマの印象を受けます。
途中からサスペンスな展開になり、原作を知らない人にもわかりやすく描写されています。
人気漫画の実写化は難しいと思いますが、非常に練られた脚本で先の展開を読ませない秀逸さがあります。
深層心理
誰しもトラウマはあるが、それを人に見られているとしたら…
なんて言う有り得ないけどわからない話を題材にし、それを実力派の俳優と優れた脚本で映像化。
話の内容としてとても重い展開が続く中、しっかりまとめられていて感心してしまいます。
原作ファンとしてこれ以上の出来は期待できないレベルの完成度でした。
脚本
配役
演出
音楽
映像