劇場版 ソードアート・オンライン-オーディナル・スケール

アニプレックスから2017年2月18日に劇場公開された「劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール」の感想記事です。

原作は川原礫によるライトノベルで、人気テレビアニメ「ソードアート・オンライン」の劇場版作品です。

オススメ度4.3

あらすじ&予告編

VR(仮想空間)世界へのダイブ機能を排除した代わりに、AR(拡張現実)機能を最大限に広げた最先端ウェアラブル・マルチデバイス「オーグマー」が発売され、「オーディル・スケール」と呼ばれる専用のARMMO RPGによって、オーグマーは瞬く間に世間に広まっていく。

アスナたちもプレイしているそのゲームに、キリトも参戦しようとするのだが…

作品情報

製作国:日本(2017年)

配給:アニプレックス

監督:伊藤智彦

本編:119分

出演:松岡禎丞、戸松遥、伊藤かな恵、竹達彩奈、日高里菜、高垣彩陽、沢城みゆき、平田広明、安元洋貴、山寺宏一、神田沙也加(SAYAKA)、井上芳雄、鹿賀丈史ほか

レビュー

次世代オンラインゲーム「ソードアート・オンライン」の仮想空間に閉じ込められてしまった少年キリトが、仲間とともにゲームクリアを目指して奮闘する姿を描いたシリーズ。

本作では、フルダイブのVR世界を描いていたTVシリーズや原作に対して、現実世界を塗り替えるARを扱っていて、VRにも負けずとも劣らないレベルのAR技術の普及が大きなテーマとなっています。

「レディ・プレイヤー1」(2018)が記憶に新しいVRを描いたSF作品では、現実と虚構を対立させながらも現実に重きを置く作品がほとんどですが、現実≒虚構もしくは現実<虚構とも取れる要素がシリーズの普遍的な世界観を構築してて、その辺りが印象的とも言える作品で、そういった部分がARの登場によって一層際立っているように感じられます。

もはや”ゲーム=遊び”という概念は崩壊しつつあり、近未来的な設定はリアリティを損なうことなく、かつストーリー性もサスペンス要素を足すなどしっかりとしているために緊迫感やワクワク感があるため、観ていて飽きるところがない。

個性的なキャラクターたちもしっかりと相関関係を保っているので、シリーズ感を阻害する心配もない。

次世代のアニメーション作品を開拓する作品として、これからも頑張って欲しいように感じますね〜

評価

脚本4.0

配役4.0

演出4.5

音楽4.5

映像4.5

IMDb 7.3 / 10

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