20世紀スタジオから2024年5月10日に劇場公開された「猿の惑星/キングダム」の感想記事です。
SF映画『猿の惑星』シリーズの第10作目で、リブート版の第4弾。
『猿の惑星: 聖戦記(グレート・ウォー)』(2017)から約300年後の世界を舞台に、新たなサーガの始まりを描いた作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
300年後の地球。 荒廃した世界で人類は退化し、高い知能と言語を得た猿たちが地球の新たな支配者となっていた。そして、その一部の野心的な猿たちが巨大な帝国を築こうとしていた。
帝国の冷酷な独裁者であるプロキシマス・シーザーによって故郷の村を滅ぼされ、家族や友と離れ離れになってしまった若き猿ノアは、旅の途中で出会った年老いたオランウータンのラカから、猿と人間の共存についての昔話を聞かされ、ラカがノヴァと名付けた人間の女性と出会う。
ノヴァは野生動物のような人間たちの中で誰よりも賢いとされ、プロキシマス・シーザーの一派から狙われていた。彼女と一緒に行動することになったノアだったが、プロキシマス・シーザーにとらわれ、ノヴァとともに彼の帝国へ連行されてしまう…
作品情報
原題:Kingdom of the Planet of the Apes
製作国:アメリカ(2024年)
配給:20世紀スタジオ
監督:ウェス・ボール
本編:145分
出演:オーウェン・ティーグ、フレイヤ・アーラン、ケヴィン・デュランド、ピーター・メイコン、ウィリアム・H・メイシーほか
レビュー
すっかり人間よりも猿がメインになって久しい本シリーズ。 前作まで軸となっていた猿のリーダー”シーザー”が死んだことで改めて300年後という設定でリスタートw
話としては下手にまとまらずにしっかりと自由に展開しているのは好印象。
猿と人間が繰り広げる新たな悲劇を想像してやまないが、しっかりとフリが機能しているので後続に期待を持ってしまうのは否めない。
それにしても昨今のCGは素晴らしい。 猿がメインでもちゃんと感情移入させられるだけのクオリティには舌を巻くし、ストーリーが頭に入ってくるのをちっとも阻害しない。
オリジナルへと繋がるであろう物語が、逆伏線のように感じられて気になって仕方ない。
しっかりと最後までクオリティを落とさずに作り上げて欲しいと願ってやまない。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.9 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 80% Audience 77%
metacritic METASCORE 66 USER SCORE 7.1