雨に叫べば

Prime Video
引用元:映画『雨に叫べば』公式

Amazon Prime Videoから2021年12月16日に独占配信された「雨に叫べば」の感想記事です。

オススメ度4.0



あらすじ&予告編

1988年、新人女性監督の花子が意味不明の理由で撮影のテイクを重ね、フラストレーションを溜めたベテランスタッフたちからイジメの洗礼を受ける。

さらに、控え室ではカラミのシーンをいやがるアイドル俳優と落ち目のベテラン女優の間でもめ事が起こり、ようやく撮り終えたシーンが映画のレイティングにひっかかるなど、さまざまなトラブルが降りかかる。

現場の混乱を聞きつけたプロデューサーから監督交代を告げられ、花子は窮地に追い込まれていくが…




作品情報

製作国:日本(2021年)

配給:Amazon Prime Video

監督:内田英治

本編:104分

出演:松本まりか、大山真絵子、モトーラ世理奈、渋川清彦、矢柴俊博、内田慈、石川瑠華、佐々木みゆ、ふせえり、森下能幸、菅原大吉、須賀健太、濱田岳、矢本悠馬、相島一之、本田博太郎、大和田伸也、高橋和也ほか



レビュー

新人女性監督が理想の映画を撮影するためにさまざまな困難にぶつかっていく姿を描いた人間ドラマ作品。

男尊女卑やパワハラの匂いが色濃く残る1980年代の撮影現場を舞台に、映画製作の舞台裏で繰り広げられる人間模様を再現された本作は、全くその時代を経験していなくとも鮮明に感じられる作品に仕上がっています。

魅力溢れる脚本と、若手からベテランまでの絶妙なキャスティングがハマっていて引き込まれます。

映画撮影の舞台裏を見られる新鮮な演出も良いし、罵詈雑言飛び交う仕事場って感じで新鮮さもありますw

邦画らしい様々な人間模様が交錯して紡ぎ上げたストーリーは、ラストに昇華されて後味もスッキリ。

世間に広く知られていないのが勿体無い良作です。



評価

脚本4.5

配役4.5

演出3.5

音楽4.0

映像3.0



IMDb 5.8 / 10

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