ワーナー・ブラザーズ・ピクチャーズから2022年8月18日に全米公開されるも日本未公開となった「ブルー・ビートル」の感想記事です。
DCコミックスの人気キャラクター”ブルー・ビートル”の実写映画作品で、DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)の17作品目となる作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
大学を卒業したばかりのハイメ・レイエスは、将来への希望を胸に故郷に戻った。
世界における自分の目的を見つけようと模索する中、ハイメは思いがけずエイリアンのバイオテクノロジーが残された古代の遺物“スカラベ”を手にする。
スカラベが突然ハイメを共生宿主として選ぶと、ハイメは驚異的で予測不可能な力を持つアーマースーツを授かる。 そして、彼の運命は一変し、スーパーヒーロー“ブルービートル”となる…
作品情報
原題:Blue Beetle
製作国:アメリカ(2023年)
配給:ワーナー・ブラザーズ・ピクチャーズ
監督:アンヘル・マヌエル・ソト
本編:127分
出演:ショロ・マリデュエニャ、アドリアナ・バラッザ、ダミアン・アルカザール、エルピディア・カリロ、ブルーナ・マルケジーニ、ラオール・マックス・トルヒーヨ、スーザン・サランドン、ジョージ・ロペスほか
レビュー
MCUにも見えるスーパーヒーロー疲れもあって、迷走を続けるDCにあってDCEU17作目となる本作は単純に面白い!
貧乏だけど陽気でいかにもなメキシカンファミリーの長男”ハイメ”が、“親愛なる隣人”感強めのアイアンマン的スーパーパワーを手に入れるストーリーは、シンプルで観やすく劇場公開されなかったのが悔やまれます。
ラテン系の軽いノリで痛快なコメディタッチで彩られていはいるものの、家族愛と主人公の成長に軽いロマンスとこの手の映画の王道的展開に、欲深い人間との対立をはじめ既視感はあるものの、仮面ライダーシリーズを見ているようなアクションといい「これで良いんだよ」と思える作品に仕上がっているように感じます。
個人的には「ブラック・アダム」(2022)も好きだったし、良いと思うんですがね〜
主役のショロ・マリデュエニャは冴えない貧乏な若者を好演し、スーツの中の目だけの演技など素晴らしい表現力を見せていたし、ヒロインのブルーナ・マルケジーニも美貌とピュアさ際立つ感じでジェシカ・アルバを想起させます。
そして脇を固める俳優陣も著名な顔ぶれで観ていて安心感があるのも良かったです。
予備知識なく単独作品として観られるのも好印象ですよね〜
DCEUからジェームズ・ガン主体のDCUへ移行することが発表されていますが、組み込まれるようなので伏線回収も含めて今後に期待したい良作です。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.0 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 78% Audience 91%
metacritic METASCORE 61 USER SCORE 5.8
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