東和ピクチャーズから2017年4月7日に劇場公開された「ゴースト・イン・ザ・シェル」の感想記事です。
士郎正宗の人気漫画『攻殻機動隊』を原作としたハリウッド実写化作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
対テロ捜査のエリート機関・公安9課に所属する、脳以外は全身義体の捜査官である少佐は、最先端ロボティクス企業の研究者連続殺人事件を担当。 彼らは、ただ殺されただけでなく、機密情報が詰まった脳をハッキングされた状態で発見されていた。
存在の特定できない謎のサイバーテロリストの捜査を進めるうちに事件は少佐の脳にわずかに残された過去の記憶へとつながり、彼女の存在を揺るがす衝撃の展開へと発展する…
作品情報
原題:Ghost in the Shell
製作国:アメリカ(2017年)
配給:東和ピクチャーズ
監督:ルパート・サンダース
本編:107分
出演:スカーレット・ヨハンソン、ピルー・アスベック、ビートたけし、ジュリエット・ビノシュ、マイケル・カルメン・ピット、チン・ハン、ダヌーシャ・サマル、ラザルス・ラトゥーエル、泉原豊、タワンダ・マニーモほか
レビュー
近未来系の実写化は如何せん設定上の感情移入が難しいところがあることに加え、ビジュアル的なところでどうしても躓いてしまう。
アニメに寄せすぎると映えなかったり、映えさせるために改変するとファンから批判が殺到する。 実に難しい。
押井守版のアニメはもちろん過去作へのリスペクトとオマージュに満ち満ちているのは間違いないが、正直スカーレット・ヨハンソン以外の少佐は想像もつかないので個人的には良いのではないかと思います。
ホワイトウォッシュとの批判もあったことを覚えていますが、サイボーグに人種もへったくれもないのでは?w 日本人女優では全く絵にならないでしょう。
VFX的には、義体やロボットの細かな描写をはじめ、未来都市の景観などセットも力が入っていて見応えがありますが、アクションはそこそこといったところ。
少佐のボディスーツもイマイチピンと来なかったのは否めない。 もう少しセクシーなのを期待してしまったw
こうも不満点をつらつら挙げてはいるものの、オリジナルが描いた世界観がより近づいてきた今、真新しい攻殻機動隊が観られるかもしれないという僅かな願いは少しだけ叶えられた気もします。
決してファンの求めているもの100%ではないにしろ、そこそこ楽しめる作品であることには違いないのでアクションを中心に楽しんで頂きたい。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.3 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 42% Audience 51%
metacritic METASCORE 52 USER SCORE 6.8
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