Netflixから2022年11月23日に独占配信された「ウェンズデー」の感想記事です。
チャールズ・アダムスの『アダムス・ファミリー』を原作とし、その登場人物であるのウェンズデー・アダムスを主役としたコメディホラードラマ作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
高校を退学になったウェンズデー・アダムスは、彼女の両親であるゴメズとモーティシアがかつて通っていた「異常な才能を持つ子どもたち」を育成しているネヴァーモア学園に入学する。
自分の超能力を充分にコントロールできず、同級生に溶け込めないウェンズデーは、謎のモンスターによる殺人事件を目撃し、調査することを決意する…
作品情報
原題:Wednesday
製作国:アメリカ(2022年)
配給:Netflix
監督:ティム・バートン、ガンディア・モンテーロ、ジェームズ・マーシャル
本編:全8話
出演:ジェナ・オルテガ、グウェンドリン・クリスティー、リキ・リンドホーム、ジェイミー・マクシェーン、ハンター・ドゥーハン、パーシー・ハインズ・ホワイト、エマ・マイヤーズ、ジョイ・サンデー、ジョージー・ファーマー、クリスティーナ・リッチ、ムーサ・モスタファほか
レビュー
配信開始から1週間で3億4120万時間の再生時間を叩き出し、Netflixで最も視聴されたドラマシリーズ歴代第2位に浮上。 既にシーズン2製作も決定しているのだからその躍進ぶりは凄まじい。
『シザーハンズ』(1990)、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1993)などのティム・バートンが監督を務める本作は、『アダムス・ファミリー』の世界観ながらにティム・バートン節全開で、ゴシック感と不気味さと小気味良さが調和する耽美な作品に仕上がっています。
サイコパス要素を多分に孕んだ変人的パーソナリティの持ち主で、孤高のぼっちである”ウェンズデー”にどうしてここまで親近感が湧くのだろうか…
正直なところ漫画にドラマ、実写映画、アニメ化などの様々な形で愛されていることは知っていても、世代的なこともあり全く通らずに来てよく知らない(珍妙なビジュアルとティム・バートンというだけである程度の想像はつくがw)にも関わらず引き込まれました。
もちろんハリー・ポッターをはじめ学園ものは大好物であるし、大人になる過程をも楽しめる作品に出会いたいと思っている人は多いと思います。 そこにドンピシャですよね~
そしてセイレーン、人狼、吸血鬼、ゴルゴンなど一般社会では「のけ者」と呼ばれる生徒たちが集い、かつては両親も通った”ネヴァーモア学園”でも孤高の存在であるウェンズデーと、連続殺人事件を追うミステリー展開で一気見必至の作品たらしめています。
同級生がSNSにご執心であったり、現代的要素も多く含んでいて対比的構図も抜群です。
ウェンズデー演じるジェナ・オルテガの表現力が素晴らしく、今後もどんどん観たい若手俳優であると思わせられるし、”wednesdance”は最高でしたw
#ウェンズデー のダンス🖤#wednesdaynetflix pic.twitter.com/CT1AFQA6U1
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) November 26, 2022
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ以外はほぼ初見でしたが、脇を固めている俳優陣も演技派揃いで見応え十分な良作です。
シーズン2が待ち遠しいですね~
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 8.1 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 72% Audience 85%
metacritic METASCORE 66
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