Amazon Prime Videoから2024年2月27日に独占配信された「アメリカン・フィクション」の感想記事です。
コード・ジェファーソンが、パーシバル・エベレットの小説を原作に初メガホンをとった監督デビュー作で、アカデミー賞の前哨戦として重要視されるカナダのトロント国際映画祭で最高賞にあたる観客賞を受賞して注目を集め、第96回アカデミー賞では作品賞ほか5部門にノミネートされ、脚色賞を受賞しています。
オススメ度
あらすじ&予告編
やけになって書いた本がヒットして戸惑う主人公が、家族の老いや死といったプライベートな問題に向き合う…
作品情報
原題:American Fiction
製作国:アメリカ(2023年)
配給:Amazon Prime Video
監督:コード・ジェファーソン
本編:118分
出演:ジェフリー・ライト、トレイシー・エリス・ロス、ジョン・オーティス、エリカ・アレクサンダー、レスリー・アガムズ、アダム・ブロディ、キース・デヴィッドほか
レビュー
偽名で書いたステレオタイプな小説がが売れていく様を通して、偽善について風刺的に描いたコメディドラマ作品。
多様性やマイノリティをテーマにした昨今の流行に乗りつつも、ステレオタイプで皮肉を込めたコメディタッチの社会派ドラマとして上手くまとめている。
肌感も知識も乏しいためどこまで理解しているかは不明だが、ストーリーはベタな感じで非常に分かりやすいし面白い。 そしてドラマパートはなかなかに沁みる。
アフリカ系アメリカン人の人間模様を抜群に描いているし、映像・音楽ともに良い。
何よりも007シリーズやウェス・アンダーソン作品でお馴染みのジェフリー・ライトが、これ以上ない程に魅力を放っている秀作です。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.5 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 93% Audience 96%
metacritic META SCORE 81 USER SCORE 7.3
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