Prime Videoから2026年3月20日に独占配信された「沈黙の艦隊 ~北極海大海戦~」の感想記事です。
かわぐちかいじの名作コミックを、大沢たかお主演・プロデュースによりドラマ&映画で実写化した「沈黙の艦隊」。
その映画第2作「沈黙の艦隊 北極海大海戦」に、劇場未公開シーンを追加したPrime Video配信の特別版です。
オススメ度
あらすじ&予告編
日本政府が極秘に建造した高性能原子力潜水艦を奪い、独立国「やまと」建国を世界に宣言した海江田四郎は、東京湾海戦で米第7艦隊を圧倒した後、国連総会へ出席するためニューヨークへ針路をとった。
やがてアメリカとロシアの国境線であるベーリング海峡にさしかかった時、彼らの背後にはベネット大統領が送り込んだアメリカの最新鋭原潜が迫っていた。
一方、日本では「やまと」支持を表明する竹上首相を中心に、衆議院解散総選挙が行われる…
作品情報
製作国:日本(2025年)
配給:Prime Video
監督:吉野耕平
本編:134分
出演:大沢たかお、上戸彩、玉木宏、津田健次郎、中村蒼、松岡広大、前原滉、渡邊圭祐、風吹ジュン、Torean Thomas、Brian Garcia、Dominic Power、Rick Amsbury、岡本多緒、酒向芳、夏川結衣、笹野高史、江口洋介ほか
レビュー
沈黙の艦隊は原作もそうだが反戦・世界平和の実現という壮大なテーマを孕んでいるが、本作のメインは主に戦闘シーンとなる。
描写の問題があるが、原作と違い細かな戦闘のメカニック的な解説が無く、専門知識のない軍事に明るくない観客を置き去りにしている感が否めない。
前作のような”感情”のたつなみの艦員と”理性”のやまとの艦員対立構造も無く、感情移入のしどころが見当たらない。
やまとが魚雷を避けるのが当然になりすぎていて緊張感に欠ける。 したがって緩和もなく、構成・演出の悪さが滲み出てしまっている。
政局への国民感情描写も少なくリアリティが乏しいので、歴史の教科書のように淡々と政局の変化を述べいているだけのように受け取ってしまう。 SNSの反応とかがそれだけ基準になってしまったのかもしれないが、どうも薄っぺらさが際立ってしまう。
そんな安い政治パートと同様に戦闘の映像も残念で、途中BGMも煩かったり、挙げ句の果てには”つづく”。 これは原作ファンは怒るし、初見の人は離れてしまったのではないだろうか。
配信だから許せる。のレベルを下回った作品にもかかわらず劇場版とはね。 いやはや残念。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像


