TOKYO MXから2018年1月11日に放送された「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の感想記事です。
暁佳奈による小説、それを原作とするアニメーション作品です。
2019年Crunchyrollアニメアワードで6部門でノミネートされ、最優秀アニメーション賞を受賞しています。
オススメ度
あらすじ&予告編
戦場で「武器」と称されたヴァイオレットは、戦争で両腕を失い義手となる。
その後退院したヴァイオレットは、ホッジンズのもとで自動手記人形としてC.H郵便社で働きはじめる…
作品情報
製作国:日本(2018年)
配給:松竹
監督:石立太一
本編:全13話
出演:石川由依、浪川大輔、子安武人、 遠藤綾、 内山昂輝、茅原実里、 戸松遥ほか
レビュー
演出
綺麗なグラフィックによる街並みや風景、心に沁みる音楽、要所で刺さるセリフの数々。
キャラクターはもちろん、声優の演技力も素晴らしいです。
ヴァイオレットの成長というメインストーリーと様々な依頼人の重厚なエピソードが絡み合う脚本。
特に7話で物語の完成を目指す劇作家の代筆を行い、アイデアの表現をしようと湖に浮かぶ木の葉の上を歩くシーンは美しいです。
人々との関わりの中で成長していく
感情の乏しいヴァイオレットが代筆を仕事とする「自動手記人形」として働く上で、依頼人たちと関わり合いながらそれぞれのバックグラウンドに迫り、自らも成長していくストーリー展開です。
それぞれの愛の形を代筆という形で見届けながら、自らも「愛している」の意味を探る姿に心を動かされます。
10話の病を患う母親が娘の誕生日に届く50通の手紙の代筆を依頼した話は、50年に渡る母の大きな愛に気づいた時には涙無しには見られませんでした。
ただヴァイオレットの過去や、ギルベルトとの詳しい関係性がより詳しく描写がもっとあったら、もしくはこれから掘り下げてくれたら良いな、と思いました。 欲しがりすぎですかね?
心が清らかになった気がします。
脚本
配役
演出
音楽
映像
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