ソウルフルワールド

ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズから2020年12月25日にDisney+で独占配信された「ソウルフルワールド」の感想記事です。

ピクサーの長編映画としては、同年に上映する『2分の1の魔法』に次ぎ1995年公開の『トイ・ストーリー』から数えて23作目となる作品です。

第93回アカデミー賞にて作曲賞と長編アニメーション賞を受賞した作品でもあります。

オススメ度4.3

あらすじ&予告編

ジャズ・ピアニストを夢見る中学校の音楽教師ジョーは、ある日ニューヨークで1番有名なジャズ・ミュージシャンであるドロシアのジャズ・クラブで演奏するチャンスを手に入れるが、浮かれ気分で街を歩いている最中にマンホールへ落下してしまう。

ジョーが目を覚ますと、人間が生まれる前に「どんな自分になるか」を決めるソウルの世界におり、彼自身もソウルの姿となっていた…

作品情報

原題:Soul

製作国:日本(2022年)

配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ

監督:ピート・ドクター

本編:101分

出演:ジェイミー・フォックス、ティナ・フェイほか

レビュー

人間が生まれる前に「どんな自分になるか」を決めるソウルの世界を舞台に、そこへ落下したジョーとソウルの世界に住む22番の2人を主人公に据え、ジョーが地上へと戻るために2人が繰り広げる冒険を軸に、互いに欠けていたものを見つけながら人生の素晴らしさや煌めきなどを描写しています。

人間とは魂とはなにか、という哲学的なテーマをディズニーらしい丸みを帯びた可愛らしいキャラクターで演出させる素晴らしい作品です。

魂が作られていく過程が非常に機械的で、いくつかのパターンに分類される魂をゆるふわなビジュアルで描くなんとも皮肉めいた描写で、みんな違ってみんな良いなんてきれい事は言わせてもらえないような設定は面白いですね~

映像面では色彩豊かなニューヨークの風景と無機質なソウルの世界の対比が巧妙に写ります。

大ヒットしたリメンバー・ミーに続き死後の世界を描いた作品ですが、ピクサーは次にどこへ向かっていくのか非常に楽しみですね~

 

脚本5.0

配役4.0

演出4.0

音楽4.5

映像4.0

 

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