ディズニー・プラットフォーム・ディストリビューションから2021年11月25日よりDisney+にて独占配信された「ザ・ビートルズ : Get Back」の感想記事です。
イギリスの伝説のロックバンドであるビートルズが1969年1月に行った、「ゲット・バック・セッション」の模様を記録した60時間に及ぶフィルムと150時間もの音声テープから、ピーター・ジャクソンによって新たに制作された全3部構成、合計約8時間の長編ドキュメンタリー映画です。
オススメ度
あらすじ&予告編
不朽の名曲「Get Back」に込められた意味とはいったい何なのか…
未公開映像を含む 6 時間超の貴重なリストア映像によって構成されるオリジナル・ドキュメンタリー・シリーズで明かされていく…
作品情報
原題:The Beatles : Get Back
製作国:イギリス、アメリカ、ニュージーランド(2021年)
配給:ディズニー・プラットフォーム・ディストリビューション
監督:ピーター・ジャクソン
本編:468分(第1部 157分、第2部 173分、第3部 138分)
出演:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、マル・エヴァンズ、マイケル・リンゼイ=ホッグ、リンダ・マッカートニー、ヘザー・マッカートニー、オノ・ヨーコ、ビリー・プレストン、グリン・ジョンズ、ジョージ・マーティンほか
レビュー
ポールが「ゲット・バック」のワンフレーズを思いつき、ジョンが歌詞を足し、アレンジを練り上げ、さらに納得がいくまで何テイクも録音を繰り返す…
曲の誕生から完成までの過程がじっくりと再現されていて、映像が今まさに撮影されたようなクリアさも相まってその空間に立ち会ったかのようなとても貴重な映像の数々。
制作陣には感謝せずにはいられません。
広大なトゥイッケナム・スタジオでの練習風景が映し出され、3年間人前で演奏していなかったビートルズのメンバーが一発録りでのアルバム制作、加えてTV特番のために14曲の新曲を作り上げるという創造過程ながら、2週間後にライヴを控えながらも場所すら決まっていない、もちろん曲も…そんな物凄い行き当たりw
ありきたりなコードと歌詞から次第に形となっていく魔法としか言えないようなクリエイティブさをまざまざとみせつけられながらも、ふざけて演奏したりしているビートルズを見るのはとても新鮮ですし、フラストレーションを溜めていく様もまた一興。
ボブ・ディランの「I Shall Be Released」を歌うシーンに驚いた方も多かったと思います。
ビリー・プレストンがキーボードで参加したところは必見です。
様々な意味が含まれている”get back”。
今尚、その意味に50年後の時を超えながらも付加価値を高めつつあることがすごいですよね~
ビートルズを知らない人にとってはただただ長いだけだと思いますが、ファン垂涎モノであることは間違いないでしょう。
心揺さぶられる映像なので、是非ファン同士で共有したい作品です。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 9.0 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 93% Audience 90%
metacritic METASCORE 85 USER SCORE 8.2
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