20世紀フォックスから2014年6月6日に劇場公開された「グランド・ブダペスト・ホテル」の感想記事です。
第64回ベルリン国際映画祭審査員グランプリや、第87回アカデミー賞で美術賞をはじめ4部門を受賞しています。ゴールデングローブ賞 映画部門 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門)も受賞しています。
オススメ度
あらすじ&予告編
美しい山々を背に優雅に佇む、ヨーロッパ最高峰と謳われたグランド・ブダペスト・ホテル。
その宿泊客のお目当ては“伝説のコンシェルジュ”グスタブ・Hだ。
彼の究極のおもてなしは高齢マダムの夜のお相手までこなす徹底したプロの仕事ぶり。
ある日、彼の長年のお得意様、マダムDが殺される事件が発生し、遺言で高価な絵画がグスタブに贈られたことから容疑者として追われることに…
作品情報
原題:The Grand Budapest Hotel
製作国:アメリカ、ドイツ(2014年)
配給:20世紀フォックス
監督・脚本:ウェス・アンダーソン
本編:100分
出演:レイフ・ファインズ、F・マーリー・エイブラハム、マチュー・アマルリック、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォー、ジェフ・ゴールドブラム、ハーヴェイ・カイテル、ジュード・ロウ、ビル・マーレイ、エドワード・ノートン、シアーシャ・ローナン、ジェイソン・シュワルツマン、レア・セドゥ、ティルダ・スウィントン、トム・ウィルキンソン、オーウェン・ウィルソン、トニー・レヴォロリほか
レビュー
ウェス・アンダーソンと豪華キャストが送るクセ強ミステリーコメディ。
クセの強いキャラクターと内容に負けんばかりの圧倒的な芸術性抜群の映像で、観たことのないタイプの映画であること間違いなし。
セットや景観に溢れる美術センスとカメラワークや画角が、計算され尽くしたかのように絵画的で、どこを切り取っても映えるオシャレ感が前面に来ます。
それでいて、グスタフとゼロのユーモアと友情あるやりとりが抜群であったりと、個性的なキャラクターが見事に演じられていることに加え、ミステリー仕立てとなっているストーリー展開にマッチして非常に面白く観ていられます。
全体のバランスが非常に良く取れた秀作であると感じます。 是非観るべきでしょう。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 8.1 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 92% Audience 86%
metacritic METASCORE 88 USER SCORE 8.4
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