人生で大きな怪我をすることは無いに越したことは無いですが、いざなってしまった時のために、前十字靱帯断裂で直面した困ったことや苦労したことを時系列順に羅列しておきます。
この体験が誰かの助けになれば幸いです。
受傷後
１．受診先が見つからない。
私の場合は、バスケの試合で受傷しましたので、もちろん試合・大会は大体の場合土日祝。病院はやっていませんでしたので救急病院になります。しかし電話をしても大きい病院では整形の専門医がいないとか、整形外科でも膝を診れる医師がいないとか色々理由をつけて断られたりしました。
救急車も考えましたが、意識が鮮明であり、足がつけないことと痛み以外は支障ないため（←それで十分？）、自重しました。
結果、ネットと電話を数時間駆使し、なんとか整形の専門医で膝を診てくれる救急医がいる病院の受診が叶いました。
・救急病院
可能であれば膝を診てくれる整形の専門医がいる病院を探す。（私の場合は結果的にそうなっただけですが。）
断られてもめげない。 その後数回通うことも考え動線を考えておけると良いですね。
２．松葉杖が大変
次の日以降松葉杖での生活が余儀なくされます。
私は３階エレベーターなしの賃貸物件住まいでしたので、コンビニの往復すら非常に大変でした。とても最寄り駅を使用しての通院は現実的ではありませんでした。
特に使用日数を重ねていくと手のひらの痛みが顕著になってきます。
上手く体重のかかるところをずらしてもしんどいでので、少しでも和らげるために筋トレ用のグローブを使用していました。すでに皮も剥け触れても痛い段階だったので焼石に水でしたが、事前に知っていてクッション入りとかあったらいいなと思いました。
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また、家の中でも宅配便が来た時などに素早く移動できないので、注文した場合には準備が必要ですね。
３．タクシーが拾えない
通院が電車・バスなど現実的ではない場合はタクシーになるかと思いますが、必ずしも空いているとは限りません。
悪天候の場合、こんなにもタクシーが拾えないのか・・・というくらい苦戦しました。 予約アプリや電話は軒並みアウト。
両松葉杖で傘を差すのは現実的ではないので、過度にストレスを感じる前に諦めて通院を別日に替えました。（笑）
・japan taxi https://japantaxi.jp
・東京無線 https://www.tokyomusen.or.jp
４．病院選び
一番難しいところではないかと思います。
救急病院でかかった場合、とりあえずそこで検査等を行いますので、信頼が置ける様でしたらそこで。 両松葉杖でセカンドオピニオンはなかなか大変だとは思いますが、膝専門やスポーツ専門、リハビリ特化など色々検討の余地があっても良いと思います。 手術をする場所が決まってないようであればじっくり精査しても良いと思います。
・膝専門
JCHO東京山手メディカルセンターhttps://yamate.jcho.go.jp
東京女子医科大学整形外科https://www.twmu.ac.jp/TWMU/Medicine/RinshoKouza/061/
・スポーツ専門
JR東京総合病院https://www.jreast.co.jp/hospital/index.html/
東京労災病院https://tokyoh.johas.go.jp
船橋整形外科病院https://www.fff.or.jp/hospital/
順天堂大学附属順天堂医院 https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/seikei/
同愛記念病院http://www.doai.jp/sinryo/seikeigeka.html
大きい病院などはMRIの結果などと共に紹介状が基本必要になります。 また、手術担当や専門医などに辿り着くまでに数回の受診を余儀なくされる場合が多いと思います。 ACL断裂のケースだと手術までに時間的猶予があると思うので、よく検討して自分の満足いくところで行うことが望ましいと思います。（病院食などの口コミや院内コンビニやWi-Fiの有無も大事かと。）
５．腫れがすごい
怪我した数分後から見た目的に大丈夫な方の１．５倍くらいに腫れます。 病院では「体重かけないようにと、よく冷やすように」と言われます。 他にも言われてたかもしれないですが忘れました。
言われずとも受傷後すぐから冷やしますが、捻挫や突き指の比にならない熱量なので家の保冷剤程度ではすぐにぬるくなってしまってました。
・アイシングパック
もちろん最初から持ってたら良いんですが、途中からでも全然OKでした。
冷え方が段違いですし、やはり冷やすと多少痛みも和ぎます。
病院によっては結局入院後個別に購入させられる場所もあるので買っといても良いと思います。
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少し値段が上がりますが、圧倒的にバンド固定できるのが オススメです。
手術後
６．パフォーマンス
当初はそもそも歩けないので不安しかないですが、結果的には何も支障なくなりました。 私の場合、目安としてリハビリのプロトコールをリハビリ開始時に渡されましたので、どの程度で歩いて、走って、運動しているかの予想は立ちました。
結果的にはプロトコールより少し早い段階でパフォーマンス面では以前同様に戻りました。 なのである程度安心して良いのかな、と思います。
７．入院生活
ACL損傷や断裂などの単独から半月板損傷・断裂などの状態によって入院期間はだいぶ幅があるようですが、何せ入院自体が初なので戸惑いました。
着替え、歯磨きセットなどなのお泊まりセットや病院から指定されるリハビリ用の運動靴、手術時に使う（？）大きめのバスタオルなどが必要ですが、１番はいかに暇を潰すかでしょう。 Wi-Fi完備であればPCやスマホゲームでもいいですが、私がオススメするのはズバリ！
「ガンプラ」 です！
これが１番暇潰しに良かったです。
お見舞いの品にも喜ばれること間違いなしですよ！笑
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８．運動管理
長期間怪我した足を免荷していたことによる左右の筋力の差もあり、リハビリでは主に怪我した足の筋トレや自重の筋トレがメイン。
仕事も長期間休んでいるので通勤等を含めてもどうしても運動量不足に陥りがちですよね。
かくゆう私も入院前に検査した体重から計算しても１０kg近く増量してしまいました。
社会復帰すると自然と戻るかな。と思っていましたが中年ではそうもいかないようで、プラス５kgでずるずると１年２年過ぎてしまいました。
現在ケトジェニック実施中です。結果はまた。
９．運動時に庇う
自分としては特に意識はないにも関わらず、走っているところを他の人に見てもらったところ、重心が怪我した足の方の傾く癖がついているとのこと。
また、走りながらのジャンプの着地（レイアップの時）やターンなどでも怪我足を避けるようなプレイになっていると自分でもよく感じます。
無意識で恐怖心などは特にないにも関わらず行えていないということで、かえって重症な感じがしますが、反復して運動学習を行うことで癖を解消していくしかないでしょう。 自分の身体を思ったように使うということの難しさを痛感しました。
ボディイメージの歪みを治す効果的な方法は今尚模索中です。
１０．不安感
やはり付き纏うのが不安感。
術後１年くらいまでは運動後必ずと言っていいほど熱感があり、腫れたり、ひどい時には水抜いたり、冷やすのが当たり前の日々でした。 深く曲げると痛いですし、運動時に痛みを持つこともありました。（金属が入っているから？）
抜釘後も少し継続しました。 運動量に関わらずなぜか熱感を伴ったり腫れたり不定期に不確実。
２年を経過したあたりからほとんどそういったことを感じなくなり、正座を長時間していても問題なくなりました。（痺れますが。）
よって全く気にならずに生活できるのは経験上２年かと思います。
それでも再受傷の確率もかなり高いと聞きますし、スポーツ中はNBA選手御用達のBauerfeindのサポーター着用で運動して不安感を払拭しています。
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価格:11,000円 |
使用感としては他ブランド、同ブランドの他のものもありますが、圧倒的に上記のタイプがオススメです。
少し値段は高いですが、安心感が違いますw
１１．お見舞い返し
たくさんお見舞いに来てくれるのは嬉しいですが、お返しが大変ですよね〜
私は基本的にカタログギフトで送りつけますが、色々送った中で反響の良かったのがカードタイプのものでした。
良ければ参考にしてみてはどうでしょう。
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価格:5,000円 |
全く後遺症もなく過ごせる現状を医療従事者と関係者、そして現代医療にただただ感謝します。
