Amazon Studiosから2021年9月17日に独占配信された「Everybody’s Talking About Jamie ~ジェイミー~」の感想記事です。
BBC Threeのドキュメンタリー番組『Jamie : Drag Queen at 16』を基にした同名の舞台ミュージカルの映画化作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
ドラァグ・クイーンに憧れる16歳の高校生ジェイミーは、母親から真っ赤なヒールをプレゼントされた事を機に、高校のプロムにドラァグ・クイーンとして出席する夢を抱きはじめるも、学校や教師からの猛反対を受ける…
作品情報
原題:Everybody’s Talking About Jamie
製作国:アメリカ、イギリス(2021年)
配給:Amazon Studios
監督:ジョナサン・バッテレル
本編:115分
出演:マックス・ハーウッド、サラ・ランカシャー、リチャード・E・グラント、ローレン・パテル、シャロン・ホーガンほか
レビュー
徹底的にマイノリティを描いた作品
サクセスストーリーにミュージカル要素を加え、LGBTQ+という主テーマを描いた本作。
素敵な曲だが若干盛り込みすぎな気もしつつ、テンポ良くストーリー展開するので没入はしやすく飽きません。
受け入れられなかった父親と1番の理解者である母の対比も良く、母の偉大さも魅力の一つです。
また、”見せかけの自分”ではなく”自分自身”の大切さを様々なキャラクターを通して使い分け見事に表現されています。
80年代の同性愛者への差別やなども掘り下げるなど、テーマへの追求もみごとですし、”偏見に立ち向かう戦士たち”というフレーズもパンチがあって心に響きました。
正直本作で挙げられたようなマイノリティへの理解は難しい、否定はしないが過度に受け入れることもできるかわからない自分のような人にとって、この作品は一つのマイノリティを理解する上でのファクターになったように感じられます。
脚本
配役
演出
音楽
映像
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