Marvel Cinematic Universe Phase4

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引用元:マーベル公式

マーベル・シネマティック・ユニバースはついにマルチバース・サーガへ

映画・ドラマ・アニメが同一の世界観を舞台に繰り広げられるMCUシリーズ。

スタートを飾った『アイアンマン』(2008)に始まる「フェーズ1」、『アイアンマン 3』(2013)からの「フェーズ2」、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)から『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)までの「フェーズ3」に続き、2021年のオリジナルドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』から「フェーズ4」がスタートしました。

フェーズ1~3の23作品をまとめて「インフィニティ・サーガ」と呼ばれました。

今後順次公開or配信のフェーズ4〜6をまとめて「マルチバース・サーガ」と大きく分け、複雑に重なり合うドラマチックなストーリーを展開しています。

以下、フェーズ4のまとめと感想記事一覧です。

『ワンダヴィジョン』(2021年1月15日配信)

引用元:Disney+

アベンジャーズ / エンドゲーム』(2019)後の心癒えぬワンダの現実逃避を描いた作品。

クラシックかつコミカルな作風で配信を超越したクオリティが魅力です。

シリーズ初登場の作中人物である本物の魔女”アガサ・ハークネス”が主役のドラマ 『アガサ:カヴン・オブ・カオス』 も既に2023年独占配信を予定しています。

本作直後のワンダは『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』で登場しています。

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(2021年3月19日配信)

引用元:Disney+

アベンジャーズ / エンドゲーム』(2019)でキャプテン・アメリカに世界を託されると共に盾を譲り受けたサムと、反目しながらも新たにバディとして協力するバッキーの2人を軸に物語を展開させていきます。

人種問題を含むなどシリアスなテーマを描き、厚みのあるストーリーとなっています。

Phase4では他の作品とのクロスオーバーは特に見受けられませんでしたが、2024年5月3日公開予定のキャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー』も控えていますので、今後の展開に期待もかかりますね〜 

タイトルがキャプテン・アメリカっていうのが気になります…

『ロキ』シーズン1(2021年6月9日配信)

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ヴィランのロキそのままに場所を変え暴れまくります。

憎めないロキは今までのシリーズでも様々な心の変化を来していましたが、本作でも格別の変化を遂げていますし、コミカルな展開が絶妙です。

他作品とのクロスオーバーは今のところありませんが、シーズン2が予定されています。

『ブラック・ウィドウ』(2021年7月8日公開)

引用元:Marvel公式

アベンジャーズ / エンドゲーム』(2019)で最期を迎えたナターシャのバックボーンと家族が改めて描かれた作品となりました。

アクションのスピード感が抜群で引き込まれること間違いなしです。

ブラック・ウィドウとして新たにエレーナをMCUシリーズに迎え、『ホークアイ』で登場しています。

『ホワット・イフ…?』 (2021年8月11日配信)

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MCU初のアニメ作品。

過去のMCUシリーズを軸にしながらもマルチバースでのアナザーストーリーを展開します。

直接的なクロスオーバーは無さそうですが、マルチバース・サーガの先駆けとして『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』や『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』へバトンをつなぎます。

アニメ作品ながら今後の展開として非常に重要な位置付けとなるであろう予感はひしひしと感じる作品になっています。

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021年9月3日公開)

引用元:Marvel公式

ジャッキー・チェンを彷彿とさせるような本格的なアクションとスタントで一気に引き込まれるMCUシリーズの新しい潮流的作品。

アイアンマン』(2008)でトニー・スタークが拉致されたテン・リングスという名前以外の大きな接点がなくMCUシリーズとして見なくても十分楽しめる作品です。

今後のクロスオーバーが全く予測できないだけに期待感が高まってしまいますね~

『エターナルズ』(2021年11月5日公開)

引用元:Marvel公式

7000年以上に渡り地球を守ってきた超人たちを、彼らの歩みと恋愛模様を交え描いた作品です。

全て新キャラで2時間半を超える長尺作品となっています。

続編の匂わせはありつつも今後の展開は分かりません。

彼らと相対している敵勢力の脅威からするとアベンジャーズ規模の可能性が高いかもしれませんね〜

『ホークアイ』(2021年11月24日配信)

引用元:Disney+

ホークアイと相棒になったケイトを軸に物語を展開させながらも、今後のシリーズで登場するであろう新キャラたちの紹介ドラマのようになっています。

エコー』や『デアデビル : ボーン・アゲイン』と本作で育まれたキャラクターのドラマシリーズの配信予定が決まっていますので、こちらも非常に楽しみな展開です。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年12月17日公開)

引用元:Marvel公式

前作である『スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム』の直後から始まるストーリー展開で、スタートから社会的に窮地に陥ったピーター・パーカーの必至の現状打破を描きます。

映画シリーズとしては本作がマルチバース・サーガとしての重要な位置付けとなっている作品でもありますし、今後発展していく広大なスケールの入り口でもあります。

マルチバースでのスパイダーマンを描き『スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』のピーター・パーカーとヴィランズが出演し、SSU (ソニー・スパイダーマン・ユニバース)としてコラボを果たしました!

さらにはヴェノムなどの伏線が残っていることからもクロスオーバーが発生しそうですね~

また、来年ドラマが決まっている『デアデビル』ことマット・マードックが出演、さらに本作の直後を『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が描いています。

『ムーンナイト』(2022年3月30日配信)

引用元:Disney+

エジプト神話を交えダークでシリアスな世界観で物語が進行するMCUっぽくない新鮮味のある作品です。

クロスオーバーを生じる余地のない完成した作りとなっているため、観ずともMCUシリーズの他作品には影響を及ぼしませんが、非常にクオリティの高い作品となっています。

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(2022年5月6日公開)

引用元:Marvel公式

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』直後を描いた作品で、マルチバースを最大限本編に盛り込み、『ワンダヴィジョン』『ホワット・イフ…?』などのドラマ・アニメの前情報がないと完全に置いていかれるある意味問題作です。

過去作との超絶したクロスオーバーをはじめ、2024年公開予定の『ファンタスティック・フォー』への布石とも言える展開も見受けられました。

『ミズ・マーベル』(2022年6月8日配信)

引用元:Disney+

イスラム教徒であるパキスタン人をベースに、精霊や魔神として様々な作品で愛されてきた”ジン”をMCUに取り入れた作品で、時代背景や設定などを含め深みのある演出が魅力的です。

ザ・マーベルズ(原題:The Marvels)』(2023年2月17日予定)で、キャプテン・マーベルとのコラボが楽しみです。

『ソー:ラブ&サンダー』(2022年7月8日公開)

引用元:Marvel公式

シリーズ3作目の「マイティ・ソー バトルロイヤル」から引き続きメガホンを取ったタイカ・ワイティティの巧妙な脚本もあり、ソーとジェーンの関係性を含め過去作の描写を用いることで復習要素を全く必要としない素晴らしいクオリティに仕上がっています。

Disney+とのクロスオーバーが前提となっておらず、ソー・シリーズとして独立したシリーズのように成立しているところが魅力のひとつですよね~

ラッセル・クロウ演じるゼウス、そしてチラ見えのヘラクレスなどと神同士の戦争が勃発しそうな展開を匂わせていますが、引き続き大きなクロスオーバーを必要としない独立した次回作に期待したいですね〜

『I am Groot』(2022年8月10日配信)

引用元:Disney+

ただただ可愛いベビーグルートのショートムービー。

過去作との軽いオマージュとグルートの成長が描かれています。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol. 3』が2023年公開予定となっています。

MCUのマスコット的存在であるグルートが見られるので楽しみですね〜

『シー・ハルク:ザ・アトーニー』(2022年8月18日配信)

引用元:Disney+

女性の日常を描いたドラマシリーズ作品。

ハルクの力は持ちつつも派手なアクションが少なく、MCUキャラの裁判などシュールかつコミカルな演出に引き込まれます。

2024年独占配信予定のMCU版デアデビルのドラマシリーズ『デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)』とのクロスオーバーは確定の模様ですが、それらがさらにMCUの世界でどう広がっていくのか楽しみですね~

『ホークアイ』にてキングピンが登場していることもあり、ブラックウィドウやエコーとのクロスオーバーも期待できそうですね!!

『ウェアウルフ・バイ・ナイト』(2022年10月7日配信)

引用元:Disney+

MCU初のハロウィンスペシャルドラマかつホラー作品で、本作は1時間弱で構成された単発作品ながらMCUの世界観を共有した作品となっています。

今のところクロスオーバーは予定されていませんが、ストーン絡みであることやマンシングはじめコミックキャラが登場していることから、「ミッドナイト・サンズ」含め今後の波及に期待したいところですw

『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022年11月11日公開)

引用元:Marvel公式

フェーズ4最後の作品であり、チャドウィック・ボーズマンを追悼した上で作品に落とし込むことや、スーパーヒーロー映画として初めてアカデミー賞で作品賞にノミネートされた前作に負けず劣らずのストーリー展開が求められ、それに応える長尺作品となっています。

Disney+で2023年の秋に独占配信予定の「アイアンハート」も登場し、フェーズ5への方向性を示した形となりました。

アイアンマンの後継的なコミックの位置付けでいくのかどのように展開していくのか楽しみな作品でもあります。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年11月25日配信)

引用元:Disney+

MCUと世界観を共有し、『ウェアウルフ・バイ・ナイト』(2022)に続く「マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション」の2作目となる作品。

サノスとの戦いでガモーラを喪った悲しみから立ち直れずにいるクイルの為に、忘れられないクリスマスを過ごしてもらおうと精一杯奮闘するガーディアンズを描いたほっこり心温まる物語。

フェーズ4のエピローグとしての位置付けの作品です。

ジェームズ・ガンは本作にVol. 3に繋がる要素があるとしていることからどこかに伏線要素が隠れているのかも…?!

Marvel Cinematic Universe Phase5

  • 『アントマン・アンド・ザ・ワスプ:クワントマニア(原題)』 2023年2月17日US公開
  • 『シークレット・インベージョン(原題)』 2023年春独占配信開始予定
  • 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題)』 2023年5月5日US公開
  • 『エコー(原題)』 2023年夏独占配信開始予定
  • 『ロキ』シーズン2 2023年夏独占配信開始予定
  • 『ザ・マーベルズ(原題)』 2023年7月28日US公開
  • 『ブレイド(原題)』 2023年11月3日US公開
  • 『アイアンハート(原題)』 2023年秋独占配信開始予定
  • 『アガサ:カヴン・オブ・カオス(原題)』 2023年冬独占配信開始予定
  • 『キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー(原題)』 2024年5月3日US公開
  • 『デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)』 2024年春独占配信開始予定
  • 『サンダーボルツ(原題)』 2024年7月26日US公開

Marvel Cinematic Universe Phase6

  • 『ファンタスティック・フォー(原題)』 2024年11月8日US公開
  • 『アベンジャーズ :カーン・ダイナスティ(原題)』 2025年5月2日US公開
  • 『アベンジャーズ :シークレット・ウォーズ(原題)』 2025年11月7日US公開

 

一つの区切りがつくのはやはりどこか寂しさが付きまといますね~

しかし、次のステップはすぐそこに!

少し気が重くなるようなラインナップでもありますが、ここまで来たら死ぬまでに完結してくれることを祈りましょう笑

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