東映から2022年8月6日に劇場公開された「ONE PIECE FILM RED」の感想記事です。
尾田栄一郎の漫画『ONE PIECE』を原作としたアニメの劇場版第15作目で、FILMシリーズの第4作目、原作連載25周年記念作品です。
映画オリジナルキャラクターの歌姫・ウタをめぐる物語を描いた作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
世界で最も愛されている歌手、ウタ。
素性を隠したまま発信するその歌声は”別次元”と評されていた。
そんな彼女が初めて公の前に姿を現すライブが開催される。
色めき立つ海賊たち、目を光らせる海軍、 そして何も知らずにただ彼女の歌声を楽しみにきた ルフィ率いる麦わらの一味たち、 ありとあらゆるウタファンが会場を埋め尽くす中、 今まさに全世界待望の歌声が響き渡ろうとしていた。
物語は、彼女が”シャンクスの娘”という衝撃の事実から動き出す…
作品情報
製作国:日本(2022年)
配給:東映
監督:谷口悟朗
本編:115分
出演:田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー、宝亀克寿、名塚佳織、Ado、津田健次郎、池田秀一ほか
レビュー
もはや音楽映画
- オープニングテーマにもなっている「新時代」から始まり、7曲の歌を交えた新種のワンピース。
Adoの歌はもちろん、Mrs. GREEN APPLEやVaundy、秦基博が参加している楽曲も素晴らしいの一言に尽きます。
映像
どうしてもアナログな世界観のワンピースにおいて浮きがちな昨今のCG映画。
ウタウタの実の能力でその枠組を超え、彩色豊かな映像美を披露してくれています。
Adoの歌に合わせたMV的映像もそうですが、戦闘シーンでも非常に見所満載です。
ストーリー
劇場版と言えば、伝説の最強オヤジキャラとの戦闘。 そんな展開にマンネリを覚え始めたのを察せられたのかと思うほどの思い切った路線変更w 賛否両論が散見していますね〜
個人的にはAdoの世界観とウタの二面性がガッチリ一致しているのでハマっているな〜と感じましたし、大きな矛盾点なく良く練り上げられたストーリーであると感じました。
Adoの壮大な計画とはまさかの無限月詠であるところは大きくツッコまないでおきましょう。
シャンクスの強さも短いですが非常に良く表現されていましたし、ウソップの見聞色やアニメを追い越すニカの描写など、出し過ぎでは?と思ってしまうほどでもあります。
若干の麦わら海賊団置いてきぼり感は感じつつも、原作とは一線を画した作品として観ているところも個人的にあり、非常に満足のいく完成度ではあり、感動もしました。
脚本
配役
演出
音楽
映像
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