東京テアトルから2022年9月1日に劇場公開された「さかなのこ」の感想記事です。
さかなクンの半生を描いた初の自叙伝『さかなクンの一魚一会 〜まいにち夢中な人生!〜』を原作とした作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
魚をはじめとする水棲生物が大好きなミー坊が「お魚さんの博士」を目指して奮闘する。
幼馴染みのモモコやヒヨと再会し、イラストを描いたり、テレビに出演するなどして有名になっていく姿を描く…
作品情報
製作国:日本(2022年)
配給:東京テアトル
監督:沖田修一
本編:139分
出演:のん、柳楽優弥、夏帆、磯村勇斗、岡山天音、さかなクン、三宅弘城、井川遥ほか
レビュー
魚に魅せられた主人公と関わっていく人々の心に広がる波紋によって、それぞれの人生を描く群像劇的作品。
沖田修一監督作の中では、傑作『横道世之介』の系譜的作品と言って良いでしょう。
139分とやや長尺ながらも、クスりと笑えるコメディタッチがほっこりムードを常にもたらしてくれるし、一貫して”好きなことをやり続ける”というテーマに沿って織りなすストーリー展開は、観ていて飽きるところがない。
”じぇじぇじぇ”を”ぎょぎょぎょ”に置き換えたさかなクン演じる のん は、性別なんて関係ないと言わんばかりに見事に演じきっていて作品に推進力をもたらしていますし、井川遥や柳楽優、磯村勇斗、岡山天音ら脇を固める俳優陣も素晴らしいの一言に尽きます。
油断大敵、テレビ出演の描写では思わず泣きそうになりましたw
さかなクン本人の登場は必要だったか不明ではありますが、ひたむきさに誰もが共感できる良作であるように感じます。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.1 / 10
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