東宝から2022年11月11日に劇場公開された「すずめの戸締まり」の感想記事です。
『天気の子』以来3年ぶりとなる、新海誠が原作・監督・脚本を務める8作目のアニメーション作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
静かな町に住む17歳の“すずめ”は、ある日扉を探しているという旅の青年に出会う。
彼を追ったすずめは、山の廃虚に佇む古い扉を見つける。
やがて日本各地にある扉が開き始め、その向こうから訪れる災いを防ぎに、すずめは扉を閉める旅に出ることに…
作品情報
製作国:日本(2022年)
配給:東宝
監督:新海誠
本編:122分
出演:原菜乃華、松村北斗(SixTONES)、深津絵里、染谷将太、伊藤沙莉、花瀬琴音、花澤香菜、松本白鸚、神木隆之介ほか
レビュー
予告編を観てファンタジー耐性を高めて乗り込むも、想像以上のファンタジー感の強さに冒頭から圧倒されました笑
女子高生と小さい椅子のバディムービー調のアドベンチャー作品。 加えてファンタジーかつラブロマンスの新海節全開であると言って良いでしょう。
海や空、はたまた常世の描写まで素晴らしい映像美に魅せられ、主題歌を含む音楽とのマッチも絶妙。
そして何より出会う全てのキャラクターが際立っていて作品への没入感を加速させてくれます。
神木隆之介演じる芹澤が完全にツボで、重みを増した展開でもコミカルに場を繋いでいましたw
ストーリーは九州から東北までを冒険する現在と3.11を経験した過去を、災厄を放つ扉とそれを閉ざす”閉じ師”という稼業をモチーフに、スズメの成長が描かれています。
号泣不可避。
入場特典の新海誠本に書かれていますが、『君の名は。』では災いを食い止めようとして、『天気の子』では災いを受け入れる。そして『すずめの戸締まり』では災いが日常に貼りついた終末後の世界を描いていて、前二作を経たからこそ今作が描けた…唸るしかないですよね〜笑
音楽良し。映像良し。キャラクター良し。ストーリー良し。と個人的に大満足の作品でした。
もちろん描写や警報音など様々な震災の要素はあるので苦手な方もいるとは思いますが、それ以上に忘れてはいけないものを思い出させてくれた作品である印象が強いと思いました。
個人的には今年観た劇場作品の中でベスト3に入りますし、オススメしたい作品のひとつであると感じました。
聖地巡礼する方が増え、復興支援に繋がると良いなと思います。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 9.3 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer –% Audience –%
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