Netflixから2022年8月31日に独占配信された「アイ・ケイム・バイ」の感想記事です。
オススメ度
あらすじ&予告編
富裕層の家を狙い”作品”を残していくグラフィティアーティストのトビーは、ある家の隠し地下室で衝撃の秘密に遭遇したことから危機に晒されていく…
作品情報
原題:I Came By
製作国:イギリス(2022年)
配給:Netflix
監督:ババク・アンバリ
本編:110分
出演:ジョージ・マッケイ、パーセル・アスコット、ケリー・マクドナルド、ヒュー・ボネヴィル、バラダ・セトゥー、アントニオ・アキールほか
レビュー
グラフィティアートを軸にサスペンスが巡らされるかと思いきや、残念なことに最初と最後のみ。
率直な意見では泥棒でも空き巣でも特に本作への影響はないと思いますが、あえてグラフィティアートにしたのは”各々の正義のあり方”をテーマにしたかったためでしょうか。
社会的弱者をターゲットに監禁・拷問・殺人を繰り返す判事もその本当かどうかわからないバックボーンを理由にそれなりの正義の執行者のつもりとも受け取れます。
警察と裏で通じているために警察を当てにできない中、独自で真相に迫るスリリングな展開に序盤から中盤まで非常に楽しめますが、オチに関してはかなり賛否両論あるところかと思います。
殺人衝動を抑えられない判事が行き当たりばったりで次々と殺していくのは悪くないですが、オチにもう少し簡潔な社会的正義が下るような演出がないものか…と思ってしまうような、結果的に判事が持ち前の権力とコネで切り抜けられた可能性も残し、踏ん切りのつきにくい終わりとなっているように感じられました。
ただ、そのあたりの演出やその他の噛み合わせ悪い共演がリアリティを助長すると言われれば、そう思います。
サスペンスという映画ジャンルが非常に難しいものなんだなぁ〜と感じる作品でもありました。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.1 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 67% Audience 45%
metacritic METASCORE 57 USER SCORE 5.1
コメント