パルコから2023年9月1日に劇場公開された「アステロイド・シティ」の感想記事です。
オススメ度
あらすじ&予告編
隕石が落下してできた巨大なクレーターが最大の観光名所であるアステロイド・シティに、科学賞の栄誉に輝いた5 人の天才的な子供たちとその家族が招待される。
子供たちに母親が亡くなったことを伝えられない父親、マリリン・モンローを彷彿とさせるグラマラスな映画スターのシングルマザー。 それぞれが様々な想いを抱えつつ授賞式は幕を開けるが、祭典の真最中にまさかの宇宙人到来!? この予想もしなかった大事件により人々は大混乱! 街は封鎖され、軍は宇宙人の事実を隠蔽しようとし、子供たちは外部へ情報を伝えようと企てる…
作品情報
原題:Asteroid City
製作国:アメリカ(2023年)
配給:パルコ
監督・脚本:ウェス・アンダーソン
本編:105分
出演:スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、ジェフリー・ライト、ブライアン・クランストン、ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディ、ルパート・フレンド、ジェイソン・シュワルツマン、ホープ・デイヴィス、スティーヴン・パーク、マヤ・サーマン=ホーク、エドワード・ノートン、リーヴ・シュレイバー、スティーヴ・カレル、マット・ディロン、ホン・チャウ、ウィレム・デフォー、トニー・レボロリ、ジェイク・ライアン、ジェフ・ゴールドブラムほか
レビュー
アカデミー賞に4部門で輝いた「グランド・ブダペスト・ホテル」(2014)の監督”ウェス・アンダーソン”が描く、砂漠の街に宇宙人が到来したことから巻き起こる大騒動。
隕石跡が観光地となった街を舞台に、カメラマンが閉鎖的コミュニティであったり人生であったり、様々な経験をする数日を、独特の世界観で描いたコメディ作品。
抜群とは大手を振って言えるわけではないストーリーながら、箱庭的演出と絵画的な映像描写が他とは一線を画す作品の数々に魅了されている1人の観客にいつの間にかなってしまっていましたw
特に風景さえミニチュアにしてしまう画面は見どころ。
難解に見せるネスティングだがテーマはシンプルなことに加え、本作では欧州っぽさ全開のタッチで描くアメリカ人という印象ではなく、しっかり50年代のアメリカ南西部を描き批評する新鮮味が感じられました。
キャスティングも巧妙で、ビッグネームに負けないキャラクター性がしっかり活きた良作であると感じます。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.6 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 75% Audience 62%
metacritic METASCORE 75 USER SCORE 6.7
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