ウォルト・ディズニー・ジャパンから2023年6月30日に劇場公開された「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」の感想記事です。
『インディ・ジョーンズ』シリーズの第5作目で、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)の直接的な続編となる作品です。
ルーカスフィルムがウォルト・ディズニー・カンパニーに買収されて以来、初となるシリーズ作品でもあります。
オススメ度
あらすじ&予告編
舞台はアメリカとソビエト連邦の宇宙開発競争が熾烈を極める1969年。
これまで、数々の冒険を繰り広げたインディは旧友の娘ヘレナから話を持ち掛けられたことをきっかけに、歴史を変える秘宝「運命のダイヤル」を求めて最後にして最大の冒険に挑む。
運命のダイヤルは「人間の想像を超える力を持つ」と言われ、インディが生涯をかけて探し求めて来た秘宝だった。
インディは冒険の中で、同じく運命のダイヤルを狙う元ナチスの科学者フォラーと熾烈な争奪戦を繰り広げる…
作品情報
原題:Indiana Jones and the Dial of Destiny
製作国:アメリカ(2023年)
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:ジェームズ・マンゴールド
本編:154分
出演:ハリソン・フォード、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、アントニオ・バンデラス、ジョン・リス=デイヴィス、マッツ・ミケルセンほか
レビュー
ハリソン・フォード演じる大ヒットシリーズ「インディ・ジョーンズ」の第5作目。
そもそもリアルに体感した世代では無いですが、バックナンバーを見返し、4作目を劇場で鑑賞してからも既に15年… 時の流れコワ
1作目の「レイダース / 失われたアーク《聖櫃》」(1981)から実に42年が経ち、ハリソン・フォードも今や御年80才。 こんなカッコいいおじいちゃんいないでしょうw
第二次世界大戦末期の若きハリソン・フォードをCGで巧妙に描き、ひたすらアクションさせる冒頭シーンはしっかり作品に引き込ませようという作り手の愛を感じます。
しかし、時間軸を戻し老いたインディと紀元前にまで時空を超える冒険は、脚本としてはいささか物足りないなさを感じてしまいます。 命の価値観もやや全体的に雑味が強く、思ったより明るくない。
ジョン・ウィリアムズのお馴染みのテーマ曲も序盤のワクワク感を返せと言わんばかりに終始流れるので、やや聞き飽きてしまう感も否めないです。
それでも全世界を股にかけ、陸・海・空とアクション三昧なのは何も考えずに観られる点では飽きないし、ハリソン・フォードのカッコよさはもちろん、脇を固める俳優陣も素晴らしい。
特にマッツ・ミケルセンは最高ですね〜 年々ファンになっていきますわ。
時間の流れ、はたまた老いをテーマに置く演出は個人的には好印象でしたし、何よりも1作目で印象深いあのシーンの再現にはグッとくるものも感じました!!
これだけ長いシリーズだからこそ得ることが出来た感動的なラストだと思いますし、本当に最後なんだと思うと感慨深いものがありますね〜
お疲れ様でした!!
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.9 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 68% Audience 88%
metacritic METASCORE 57 USER SCORE 4.2
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