ソニー・ピクチャーズから2016年10月28日に劇場公開された「インフェルノ」の感想記事です。
人気作家ダン・ブラウンのベストセラー小説を映画化した『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズの第3弾です。
オススメ度
あらすじ&予告編
これまで数々の歴史や名画の謎を解明してきた宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授が、詩人ダンテの「神曲」の「地獄篇」に絡んだ世界を揺るがす陰謀に挑む…
作品情報
原題:Inferno
製作国:アメリカ(2016年)
配給:ソニー・ピクチャーズ
監督:ロン・ハワード
本編:121分
出演:トム・ハンクス、フェリシティ・ジョーンズ、オマール・シー、ベン・フォスター、イルファーン・カーン、シセ・バベット・クヌッセンほか
https://www.sonypictures.jp/he/1234527
レビュー
トム・ハンクス演じる宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授の活躍を描く『ダヴィンチコード』(2006)、『天使と悪魔に続く』(2009)、ダン・ブラウンの実写化シリーズ第3弾。
本作は、人類存亡の危機に関わる謎解きを依頼されたラングドン教授が、フェリシティ・ジョーンズ演じる女医のシエラと協力し、敵の妨害に苦戦しながらも、卓越した知力を武器に僅かなヒントを手掛かりに謎を解明していく。
テンポが圧倒的に良く、フィレンツェやヴェネツィア、イスタンブールと舞台を移すハリウッドらしい映画だけに面白おかしく観ていられるのは間違いないですが、正直暗号は現実的ではないくらいややこしく、謎解き要素もスッキリ感も皆無でしょう。
冒頭部分からいきなり負傷して記憶障害に悩まされている設定は、過去一でストーリーの大枠を捉えるのが難しく、敵が誰なのか何が真実なのかも分からないまま進み、謎解きとアクションの絶妙なバランスに思わず画面に釘付けになってしまう。
キャスティングも抜群で、トム・ハンクスは相変わらずの自然体で人間臭さを演出しているし、フェリシティ・ジョーンズも終始怪しく難しい役どころを好演しています。
ダンテの神曲・地獄篇、地獄篇をビジュアル化したボッティチェッリの絵画などの歴史的芸術作品を手掛かりにした謎解きという本作の売りどころを最大限フューチャーしながら、ラストに起こるどんでん返しと前2作同様に素晴らしい構成となっています。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.2 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 23% Audience 36%
metacritic METASCORE 42 USER SCORE 5.5
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