グランツーリスモ

ソニー・ピクチャーズエンタテインメントから2023年9月15日に劇場公開された「グランツーリスモ」の感想記事です。

世界的人気を誇る日本発のゲーム「グランツーリスモ」から生まれた実話をハリウッドで実写映画化した作品です。

オススメ度4.7

あらすじ&予告編

世界的大ヒットのドライビングゲーム「グランツーリスモ」のプレイに夢中なヤン。

父親からは「レーサーにでもなるつもりか、現実を見ろ」とあきれられる日々。 そんなヤンにビッグチャンスが訪れる。 世界中から集められた「グランツーリスモ」のトッププレイヤーたちを、本物の国際カーレースに出場するプロレーサーとして育成するため、競い合わせて選抜するプログラム「GTアカデミー」だ。

プレイヤーの並外れた才能と可能性を信じて「GTアカデミー」を立ち上げたひとりの男と、ゲーマーなんかが通用する甘い世界ではないと思いながらも指導を引き受ける元レーサー、そしてバーチャルなゲームの世界では百戦錬磨のトッププレイヤーたちがそこに集結し…

作品情報

原題:Gran Turismo

製作国:アメリカ(2023年)

配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

監督:ニール・ブロムカンプ

本編:134分

出演:デヴィッド・ハーバー、オーランド・ブルーム、アーチー・マデクウィほか

レビュー

ゲーマーからプロレーサーへ!!

映画としては王道とも言える本作のストーリー展開は、超リアリティが後を押す形で素晴らしい仕上がりを見せています。

日本が誇るSONYのゲーム機”プレイステーション”で1万本のシェアを獲得した名作「グランツーリスモ」と、同じく日本が世界に誇る日産自動車が、ゲームのトッププレイヤーを世界中から選抜しプロレーサーを育成する”GTアカデミー”を発足。 これだけでも十分夢のある話なのだが、熱い人間の血の通ったやり取りの数々が観るものの心を揺さぶるのは間違いないでしょう。

文字通り”リセット”の効かないリアルサーキットに必要な能力と、ゲーム内で培った知識や感性を総動員したグロースストーリー性と、レーシング映画顔負けのアクションシーン、ゲーム性を感じさせる描写、要所に見えるヒューマンドラマ性、抜群の音響とどこをとっても最高です。

「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シリーズのデヴィッド・ハーパー演じるジャック・ソルターが最高で、間違いなくこの作品を秀作たらしめているし、オーランド・ブルームもイケメン役ではなくこういった胡散臭いビジネスマンもあう歳になったかとしみじみ感じさせるなどキャスティングも素晴らしい。

日本での撮影も垣間見えて嬉しいところもあり、一度は観るべき作品であると感じます。

当時を思い出してGTやりたくなるーーー

評価

脚本5.0

配役4.5

演出5.0

音楽4.0

映像5.0

IMDb 7.2 / 10

ROTTEN TOMATOS Tomatometer 65% Audience 98%

metacritic METASCORE 48 USER SCORE 7.3

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