Netflixから2023年10年27日に劇場公開、11月10日に独占配信された「ザ・キラー」の感想記事です。
アレクシス・ノランとLuc Jacamonによるフランスのグラフィックノベルシリーズ『The Killer』を原作とした作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
とあるニアミスによって運命が大きく転換し、岐路に立たされた暗殺者の男が、雇い主や自分自身にも抗いながら、世界を舞台に追跡劇を繰り広げる…
作品情報
原題:The Killer
製作国:アメリカ(2023年)
配給:Netflix
監督:デヴィッド・フィンチャー
本編:118分
出演:マイケル・ファスベンダー、チャールズ・パーネル、アーリス・ハワード、ソフィー・シャーロット、ティルダ・スウィントンほか
レビュー
自分の失態を尻拭いするだけのシンプルなストーリー展開だが、もうクセがすごい!!
マイケル・ファスペンダー演じる殺し屋はひと言で言うと間抜けなのだろう。
他人とはほとんど話さないながら、1人の時はほぼほぼモノローグが続き、しかもその内容が仕事へのこだわりやプロ意識についてにも関わらず、最初の失敗からはじまり終始ドタバタと優秀さを感じ無いかっこ悪さw
イギリスのロックバンド”ザ・スミス”を聞いて集中する殺し屋は金輪際こいつしかいないだろうw
それでも終始ダークな色調で描かれ、クールな劇伴と対照的に”ある種のコメディ”だと受け入れるとこれほど面白いモノもないかもしれません。
失敗の多い真面目な人間が負のスパイラルに巻き込まれていく、スリリングと間抜けさがちょうど良い塩梅になっていて、親近感と同情心が湧き上がってくる不思議な作品です。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.2 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 86% Audience 70%
metacritic METASCORE 72 USER SCORE 7.4
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