Amazon Prime Videoから2023年9月22日に独占配信された「ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から」の感想記事です。
『ジョン・ウィック』シリーズのプリクエル・スピンオフとして発案されたアメリカのミニシリーズで、ジョン・ウィックの世界を象徴する暗殺者が集うホテルの起源を描いています。
オススメ度
あらすじ&予告編
1970 年代のニューヨーク。
ウィンストン・スコットは兄がコンチネンタルホテルを襲撃したことによって勃発した巨大な陰謀に挑むメンバーを集める…
作品情報
原題:The Continental: From the World of John Wick
製作国:アメリカ(2023年)
配給:Amazon Prime Video
監督:アルバート・ヒューズ、シャーロット・ブランドストロム
本編:全3話
出演:コリン・ウッデル、メル・ギブソン、ヒューバート・ポイント=ドゥ・ジュール、ジェシカ・アレイン、ミッシェル・プラダ、ニュン・ケイト、ベン・ロブソン、ピーター・グリーン、アヨミデ・アデグン、ジェレミー・ボブ、ケイティ・マクグラス、レイ・マッキノン、アダム・シャピロ、マーク武蔵、マリナ・マゼーパほか
レビュー
ジョン・ウィックの世界観を1970年代を舞台で描いた家族愛溢れるアクションドラマ。
ウィンストン・スコットが暗殺者たちの隠れ家でありながらいかなる仕事も許されないホテルチェーン「コンチネンタル」のニューヨーク支店支配人としての地位を確立するまでの背景が描いた作品です。
シリーズでは”不満の冬”(1978~1979に行われたイギリスの広大なストライキ)やアメリカン・マフィアの経済的台頭といった実際の出来事が形を変えて登場しています。
1970年代ニューヨークの再現度が高いことに加え、ポップでスタイリッシュな音楽を混じえた映画シリーズとは一線を画す魅力がある本作は、コンチネンタルのオーナー役を演じるメル・ギブソンの圧倒的な存在感もあって作品の引き込み感が抜群です。
フランキーの圧倒的な暴力をはじめとする殺し合いやグロいシーンは作品を盛り上げていて、ウィンストンが仲間を集めホテルのオーナーから強引にホテルを奪っていくというテーマに疾走感をプラスしています。
正直なところ、ジョン・ウィックシリーズの各キャラクターの過去をじっくりと知りたい訳ではないですが、セリフ数が少なくともバックボーンが垣間見れる会話や世界観の見せ方にが共有できることで楽しめるかと思います。
アクションは妙に肉弾戦がメインに据えられていて、個人的には二人組の殺し屋”ヘンゼルとグレーデル”は最高で、グレーテル役のマリナ・マゼーパの関節の柔らかさを活かした身体能力が高いアクションシーンは圧巻の一言に尽きます。
要所にツッコミどころはありますが、1970年台という映画好きには堪らない設定とジョン・ウィックの世界観のマッチは必見です。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.3 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 63% Audience 79%
metacritic METASCORE 53 USER SCORE 5.3
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