松竹から2021年6月18日に劇場公開された「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」の感想記事です。
2019年の「ザ・ファブル」の大ヒットを受け製作された続編映画です。
『週刊ヤングマガジン』で連載されていた南勝久による人気漫画『ザ・ファブル』が原作で、現在も続編として『ザ・ファブル The second contact』が連載されています。
オススメ度
あらすじ&予告編
ファブルが起こした4年前のある事件。
4年の時を経て復讐に燃える宇津帆とその事件で足が不自由になったヒナコ、殺せない制約のある佐藤が交わっていく…
前作は実写化成功と呼べるクオリティだったので期待できそうです。
作品情報
製作国:日本(2021年)
配給:松竹
監督:江口カン
本編:131分
出演:岡田准一、木村文乃、山本美月、平手友梨奈、堤真一、安藤政信、黒瀬純、好井まさお、橋本マナミ、宮川大輔、佐藤二朗、佐藤浩市、井之脇海、安田顕ほか
レビュー
圧巻のアクションシーン
前作を遥かに超えた冒頭のカーアクション。
毎度クオリティを上げてくるアクションに舌を巻きますが、圧巻は集合住宅のシーン。
予告でも出ていた倒れゆく鉄骨の中を敵を打ち倒しながら走り抜ける。
本作の最大の見所となっています。 おそらく岡田准一がフルスタントで撮ったであろうハリウッド顔負けのシーンですね。
新キャラとストーリー展開
NPO団体代表である表の顔とは裏腹に、過保護に育てられた資産家の子供を狙って大金をせしめ、詐欺・脅迫・誘拐・殺人何でもする大悪党である宇津帆を堤真一が好演。
人柄の良さそうな見た目と、「土竜の唄」などでヤクザを演じてきた悪い顔が覗く良い塩梅の宇津帆を演じきっています。
また、取り巻きの1人、佐羽ヒナコ演じる平手友梨奈は本当に足が不自由なのか?と疑うくらい自然な役作り、殺し屋鈴木を演じる安藤政信はもう数人殺してそうな顔だし原作のキャラにも非常に近いように感じます。
「クララが立った!」ばりにヒナコが立ち上がるシーンは少し感動ものでもあります。
ただ、全体的に展開と話の内容が重いためテンポも停滞し、戦闘シーンのアクションがなければキツい作品でした。
ポストクレジットでは意味深な脳の描写。 原作ファンには山岡を示唆してようにしか見えませんよね〜
原作の大詰めで最大の盛り上がりの山岡編…早く続編観たいですね~!!
続編に期待しましょう!
脚本
配役
演出
音楽
映像
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