ジョン・ウィック:パラベラム

ポニーキャニオンから2019年10月4日に劇場公開/独占配信された「ジョン・ウィック:パラベラム」の感想記事です。

『ジョン・ウィック』シリーズの第3作目となる作品です。

オススメ度3.3

あらすじ&予告編

伝説の殺し屋ジョン・ウィックは、裏社会の掟を破ったことで命を狙われ始める。

次々に襲いかかる強力な刺客。次々に苦闘を強いられ、満身創痍となった彼は、かつて「血の誓印」を交わした元殺し屋の女を訪ね、助けを求める…

作品情報

原題:John Wick: Chapter 3 – Parabellum

製作国:アメリカ(2019年)

配給:ポニーキャニオン

監督:チャド・スタエルスキ

本編:131分

出演:キアヌ・リーヴス、ハル・ベリー、ローレンス・フィッシュバーン、マーク・ダカスコス、エイジア・ケイト・ディロン、ランス・レディック、アンジェリカ・ヒューストン、イアン・マクシェーン、サイード・タグマウイ、ジェローム・フリンほか

レビュー

ガンアクションと格闘技を一体化させた”ガン・フー”、暗殺者の聖域コンチネンタルホテルを基盤とする世界観が大ウケし、「マトリックス」シリーズに並ぶ第3作が実現した本シリーズ。

もはやベテランの境地に達しているキアヌが、キレッキレのパフォーマンスでアクションをするのがメインの本シリーズですが、構成も秀逸。

第1作でホテル内での”仕事”は禁じているルールを刷り込み、第2作はそのルールが瓦解。 そして本作ではルールの全ての対象者から狙われることになるという、まさに起承転結。

ここまでくれば”結”まで観なくては…となるのは当然のことなのですが、やや失速してしまった感じは否めないでしょう。

もちろんアクションは凄いのだが、アクションメインに2時間は長いし、日本人と忍者を出したいのだとうが、聞き取れない程度の日本語を話す役者を使ったB級クオリティ。

ハル・ベリーという紅一点を登場させるのは良いが、あまり意味をなしていない。

加えて犬を使った斬新のアクションは、やられ待ちにも見えるなどクオリティの低下が目立つ。

余談ですが、最初の刺客である巨人は現役NBA選手であるボバン・マリヤノヴィッチでしたw

221cmの巨体から繰り出される攻撃に思わず見入ってしまいそうになりますが、キャラクターがキャラクターだけにどうしても演技としてしか見れない…

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もはやベテラン選手ながら、愛すべきキャラクターと地味にいると心強いセルビア代表センターです。 是非この機会にお見を知りおきをw

次作で繰り広げられるであろう、追われる立ち場からの再び追う立場となったジョン・ウィックがどう立ち回るか楽しみなので、次回作を心待ちにしたいと思いますw

評価

脚本3.0

配役3.5

演出3.5

音楽3.0

映像3.5

IMDb 7.4 / 10

ROTTEN TOMATOS Tomatometer 89% Audience 86%

metacritic METASCORE 73 USER SCORE 7.7

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