Disney+から2023年6月16日に独占配信された「スタン・リー」の感想記事です。
数々のマーベル・コミックの人気ヒーローたちを生み出した漫画原作者で、2018年に他界したスタン・”ザ・マン”・リーが、コミック界とポップカルチャーにおいて最も影響力のある人物の一人になるまでの道のりを描いたドキュメンタリー作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
スパイダーマン、アイアンマン、ブラックパンサー、ハルク等々、コミック史に残るヒーローの数々を生み出したスタン・リー。
彼がコミック界とポップカルチャーにおいて最も影響力のある人物のひとりになるまでの道のり、過酷な少年時代からマーベル・コミックの急速な台頭までを、ホームビデオやインタビュー、音声録音など、保管されていた素材を使用して、彼自身の言葉でその人生を辿る…
作品情報
原題:Stan Lee
製作国:アメリカ(2023年)
配給:Disney+
監督:デヴィッド・ゲルブ
本編:86分
出演:スタン・リーほか
レビュー
少年時代からマーベル・コミックの急速な台頭までを、インタビューや音声録音などを用い、その人生を辿ったドキュメンタリー作品。
ファンにはお馴染みですが、20世紀フォックスの「X-MEN」シリーズ、ソニー・ピクチャーズの「スパイダーマン」シリーズと「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ、マーベル・スタジオが製作する一連のマーベル映画に端役で登場するなど、自身が原作を手がけた映画にカメオ出演していることでも有名です。 お茶目な一面が垣間見れましたよね〜
作家志望で後にマーベル・コミックスとなるタイムリー・コミックスに入社し、編集助手を務めるも41年にわずか17歳で「キャプテン・アメリカ・コミックス」の原作を初めて執筆。
その後、兵役を経てさまざまな作品を量産し、最盛期の60年にはマーベル・コミックス編集長として、「ハルク」「ソー」「アイアンマン」「ドクター・ストレンジ」「スパイダーマン」「X-MEN」「デアデビル」などお馴染みのキャラクターたちを次々と手がけました。
スタン・リーの作品が大衆に受け入れられた背景には、ユニークな特殊能力に留まらず、スーパーヒーローたちを血の通った等身大のキャラクターとして描いたことだと言われていますが、まさしくその通りですよね〜
日本では70年台の石ノ森章太郎の「仮面ライダー」や永井豪の「デビルマン」など、人間から人間ならざるものへと変化を遂げる裏に強いメッセージ性を秘めた作品が多いようなイメージを個人的には持っており、真逆の発想で発展してきたのかと深く考えさせられるところもあります。
脱線しましたが、あれだけマーベル作品で長寿のスタン・リーを見られなくなって早5年となりましたが、彼の代表作であるスパイダーマンは更なる発展を遂げています!!
マーベル作品のようなスタン・リーをはじめとしたチームとして欠かせないメンバーに恵まれ昨今の作品が存在しているということをこの作品で知ることができますし、ラストのUCLAでのスピーチも短いながらもなかなか刺さります。
MCUの今後の発展にも期待しつつ、生み出したスタン・リーに感謝を。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.0 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 84% Audience 88%
metacritic METASCORE 58 USER SCORE 5.7
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