スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム

ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントから2019年6月28日に劇場公開された「スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム」の感想記事です。

「スパイダーマン」の実写映画化作品としては第7作目で、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)の続編であり、「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の23作目であり、「インフィニティ・サーガ」の最終作となる作品です。

オススメ度4.5

あらすじ&予告編

メキシコ。ニック・フューリーとマリア・ヒルの二人は、土で出来た巨大な人型の怪物に遭遇する。そこへ両手から緑の閃光を放つ謎の男が現れ2人を救う。

ニューヨーク。サノスとの最終決戦から8ヶ月後のミッドタウン高校では「指パッチン」から帰還した者たちが、その時の姿のままで登校を再開していた。その内の1人ピーター・パーカー/スパイダーマンは、学校が企画した二週間のヨーロッパ研修旅行に参加し、想いを寄せるミシェル・ジョーンズ(MJ)に告白することを決意する。

作品情報

原題:Spider-Man: Far From Home

製作国:アメリカ(2019年)

配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント

監督:ジョン・ワッツ

本編:129分

出演:トム・ホランド、サミュエル・L・ジャクソン、ゼンデイヤ、コビー・スマルダーズ、ジョン・ファヴロー、J・B・スムーヴ、ジェイコブ・バタロン、マーティン・スター、トニー・レヴォロリ、マリサ・トメイ、ジェイク・ジレンホールほか

レビュー

エンドゲーム後の物語として、ロス状態の心を次の物語へ紡いでいく作品。

MCUにとって重要であり難しい位置付けとなった作品だったはずで、脚本もかなり練られていたし、伏線回収とアクションシーンの力の入りようは素晴らしいクオリティだと思います。

スパイダーマンのコミカルな日常風景の描写が、彼らの取り戻したものがいかに人々にとってかけがえのないものだったかということを思い返させてくれました。

ジェイク・ジレンホールという大物カメレオン俳優を使ったのもそうですが、ドローンを使って映像を作り出す彼の攻撃手段が、現代的かつ非常に脅威的で作品がグッと締まったと思います。

また、今更ながらトム・ホランド演じるスパイダーマンはやはりとても魅力的ですよね。

彼しかいないのでは、と思うくらいオリジナルのイメージにフィットしています。

また、壮大なストーリーが続いて忘れがちだった身近な人たちを守る等身大のヒーローであることを、ティーンの日常と合わせて思い出させてくれるキャラクターであり、アベンジャーズの中でも重要なキャラクターだなぁ〜と改めて思い返させてくれる作品であるとも感じました。

終盤で素顔が暴かれる展開は、次作に向けて最高潮の盛り上がりをみせるフラグですね~ワクワク

 

脚本4.5

配役5.0

演出4.5

音楽4.0

映像4.5

 

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