ワーナー・ブラザース・ピクチャーズから2025年7月11日に劇場公開された「スーパーマン」の感想記事です。
DCコミックスを原作とするDCユニバース(DCU)の第1作であり、『スーパーマン』シリーズのリブート作品。
オススメ度
予告編
作品情報
原題:Superman
製作国:アメリカ(2024年)
配給:ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ
監督・脚本:ジェームズ・ガン
本編:129分
出演:デヴィッド・コレンスウェット、レイチェル・ブロズナハン、ニコラス・ホルト、エディ・ガテギ、アンソニー・キャリガン、ネイサン・フィリオン、イザベラ・メルセードほか
レビュー
グラント・モリソンとフランク・クワイトリーらによるコミック『オールスター:スーパーマン』(2005-2008)からインスピレーションを得た本作は、『クリーチャー・コマンドーズ』から始まったDCUの第1章「ゴッズ・アンド・モンスターズ」の映画第1作!!
クリーチャー・コマンドーズ同様に手掛けるのは、「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019)、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」(2023)のジェームズ・ガンだけに期待感最高潮だったのは否めないでしょう。
冒頭から瀕死のスーパーマンとキャラ設定や紹介なしに推し進められるストーリー展開は、過去作や世界観を知らない人にとってどういった印象を与えるのかは不明ですが、往年のスーパーヒーローファンには全く問題なく受け入れられるのではないでしょうか。 と、言うか最高だろw
主人公最強系の元祖とも言えるだけにやられまくるスーパーマンは本当に秀逸。
でも、どう考えても相手が強すぎるでしょうw 敵の強さも過去一じゃないか? めっちゃ現代的な戦法だし。
もちろんアクション以外にも風刺的なリアルにぶっ飛び世界観のユニバース感、ファミリー愛にロマンスまで要素は豊富。 尻上がりにどんどん面白くなっていくので、王道と一言で片付けるには勿体無すぎる。
キャスティングが抜群でキャラ立ちも半端なかったし、映像クオリティも劇中の音楽も個人的には大大満足。
ちょっと泣いたし。
そして、クリプトの存在感が本当に良かった。 ファンになったわw
正直『ザ・フラッシュ』(2023)、『ブルービートル』(2023)と近年のスーパーヒーロー疲れを吹っ飛ばすくらい面白い作品が出てきてただけに、DCEUの世界観が終わりを迎えたのは悲しすぎるけど、本作はそれをも払拭するくらい会心の出来。
今後に期待。 もういっそ全部ジェームズ・ガンでやってくれ。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.7 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 82% Audience 94%
metacritic METASCORE 68 USER SCORE 7.2