Disney+から2022年2月2日に独占配信された「タミー・フェイの瞳」の感想記事です。
2000年に公開されたドキュメンタリー映画『The Eyes of Tammy Faye』を原作とした作品です。
第94回アカデミー賞で主演女優賞とメインアップ&ヘアスタイリングの2部門を受賞しています。
オススメ度
あらすじ&予告編
キリスト教福音派のテレビ伝道師として愛にあふれたメッセージを発信するタミーと、その番組を製作するジム。
視聴者は熱狂し、タミーは瞬く間に絶大な人気を得て成功を収める。
人々を幸せにすることが自分の使命であり、人々から募金を集めることは神の意志だと信じて疑わないタミー。
しかし、金銭的な不正やライバルの陰謀、ジムのスキャンダルなどにより、2人の築いた栄光は次第に崩壊していく…
作品情報
原題:The Eyes of Tammy Faye
製作国:アメリカ(2021年)
配給:Disney+
監督:マイケル・ショウォルター
本編:127分
出演:ジェシカ・チャステイン、アンドリュー・ガーフィールド、チェリー・ジョーンズ、フレドリック・レーンほか
レビュー
1970年代から80年代にかけてアメリカで大きな成功を収めたテレビ伝道師タミー・フェイとジム・ベイカー夫妻の波乱万丈の人生を、タミーの視点から描いた作品。
キリスト教福音派のテレビ伝道師として愛にあふれたメッセージを発信するタミーと、その番組を製作するジムを中心に巡るストーリーは、神を愛し信じているのは事実なれど徐々に金儲けへ走る”いかにも”な展開で真新しさは特にありません。
生い立ちの過酷さを噯にも出さない明るさと歌唱力で人々を魅了し、マイノリティの方に寄り添うタミーをジェシカ・チャステインが好演していて、オスカー受賞も頷けるほどに年代別の彼女を観ることになんの違和感もないのは凄いことですよね〜
しかし、受け取り手の問題になってしまうのが、どうしても信仰心のカケラも持ち合わせない個人の感想としては、カルト宗教との違いがわからない…申し訳ないが。
社会問題を取り上げた映画もよく観ますが、どうしても宗教が絡むと数段作品が難しくなる印象を受けてしまいます…
人間とその他の動物の違いは神を持つか持たないか、と本か何かで読んだことがありますが、この言葉でいくと私はその他に分類されるのかもしれませんねw
なんにしろ時代背景や宗教観点が個人的に分かりにくかったのはありますが、時代毎に違う表情を見せるキャストや歌唱シーンなど目を見張るシーンもあったのも事実ですし、内容が実話を基にしているだけあり見応えはあるように感じます。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.6 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 68% Audience 86%
metacritic METASCORE 69 USER SCORE 6.3
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