デスノート Light up the NEW world

ワーナー・ブラザース映画から2016年10月29日に劇場公開された「デスノート Light up the NEW world」の感想記事です。

大人気漫画『DEATH NOTE』を原作と実写化作品で、『デスノート the Last name』から約10年後(『L change the WorLd』(2008)を含めると8年ぶりに製作)の世界を描く、実写映画版3作の正当な続編作品です。

オススメ度3.9



あらすじ&予告編

「デスノート」を使い、”キラ”として多くの犯罪者を「粛清」した夜神月と、彼の「暴走」を止めるべく自らの命を懸けて立ち向かった世界的探偵”L”。

二人の天才による壮絶な頭脳戦が繰り広げられた「キラ事件」から10年後の、2016年。

ロシア、ウォール街、日本の渋谷など、世界各地でデスノートによるものと見られる変死事件が同時多発。   さらに、パソコンやスマートフォンなどのあらゆるデジタルデバイスに、”キラ”を名乗る人物から「デスノートを手に入れろ」と呼び掛ける謎のメッセージが配信される。

「キラは復活したのか?」かつての恐怖を思い出した人々は大混乱に陥る…




作品情報

製作国:日本(2016年)

配給:ワーナー・ブラザース映画

監督:佐藤信介

本編:135分

出演:東出昌大、池松壮亮、菅田将暉、藤井美菜、川栄李奈、青山草太、竹井亮介、大迫一平、金田明夫、藤原竜也、松山ケンイチ、戸田恵梨香ほか



レビュー

原作の大ファンとしては、「L change the WorLd」は続編として良かっただけにそのまま終わらせてあげて欲しかったという思いが強い…

本作は月vsLが繰り広げた頭脳戦ではなく、デスノート=大量殺戮兵器として描いているために、その賛否のほどは容易に窺える。

それでもより正義感に焦点を当てたであろう警察主体で描かれるストーリー展開は個人的には嫌いではないw

オリジナルキャストを踏んだんに使って争奪戦を行い、ラストは大いに人間悪を観客に植え付ける。

リュークの「人間ってオモシロ!!」が聞こえてそうw

東出昌大に池松壮亮、そして菅田将暉まで見事にハマっていたように感じたし、この壮大な三角関係が作り出す盛り上がりのピークは圧巻ですらある。

ただ、冒頭にも書いた通り原作ファンとしては余計な脚色があり過ぎる気もする。

戸田恵梨香まで引っ張ってきて、警官皆殺しは酷過ぎる。

原作のキャラを蔑ろにするのは悲しい。

デスノートを使った映画としては非常に面白いが、原作ファンとしてデスノートの続編としては評価し難い作品です。

あまり気にしないよーって人は抜群に楽しめる作品ですね!



評価

脚本2.0

配役5.0

演出5.0

音楽3.5

映像4.0



IMDb 5.7 / 10

ROTTEN TOMATOS Tomatometer 40% Audience 55%

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