ドクター・ストレンジ / マルチバース・オブ・マッドネス

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引用元:Marvel公式

ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズから2022年5月4日に劇場公開された「ドクター・ストレンジ / マルチバース・オブ・マッドネス」の感想記事です。

『ドクター・ストレンジ』(2016年)の続編でシリーズ2作目、また「マーベル・シネマティック・ユニバース」の28作品目の作品です。

オススメ度4.1

あらすじ&予告編

ある禁断の呪文を使い、マルチバースへと接続してしまってから5ヶ月後のある夜、ドクター・スティーブン・ストレンジは、ある夢を見た…

作品情報

原題:Doctor Strange in the Multiverse of Madness

製作国:アメリカ(2022年)

配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ

監督:サム・ライミ

本編:126分

出演:ベネディクト・カンバーバッチ、エリザベス・オルセン、キウェテル・イジョフォー、ベネディクト・ウォン、ソーチー・ゴメス、マイケル・スタールバーグ、レイチェル・マクアダムスほか

レビュー

タイトル通り

マルチバースを行ったり来たり。

ワンダビジョンで結果として心癒されぬワンダを描き、子供への執着を捨てきれない展開を引き続き演出します。

もはやDisney+会員以外の視聴者を置いてけぼりにする気満々としか思えない作り方で、フェーズ4を全作観てないとわからない内容がほとんどのように感じられます。

ただ、今までの作品を観ている上ではこれほどに面白いことはないですよね〜

 

なんと言ってもMCUの代名詞となっているクロスオーバー

今回の目玉は間違いなく『X-MEN』シリーズ以来の実写登場となるパトリック・スチュワートが演じたプロフェッサーX / チャールズ・エグゼビアでしょう。

「アース838」に存在する秘密結社イルミナティの一員として『X-MEN』シリーズとは異なる設定での登場ではありますが、ファン垂涎ものですよね〜

また、スティーブの恋人ペギー・カーターが超人血清を打ちスーパーソルジャーとなった世界線のヒーローで、アニメ「ホワット・イフ…?」でその活躍が描かれたキャプテン・カーターを、ヘイリー・アトウェルが続投しています。

おそらく「ホワット・イフ…?」で描写されたキャプテン・カーターとの世界線は違うのでクロスオーバーとは言えないでしょうが、実写映像化された嬉しい瞬間です。

そしてサプライズ登場のドラマ「インヒューマンズ」(2017)からブアンソン・マウント演じるブラックボルト!!

ちなみに『ホークアイ』(2021) にはヴィンセント・ドノフリオ演じるキングピンが、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にはチャーリー・コックス演じるデアデビルが、それぞれマーベル・テレビジョンとABC製作のドラマ『デアデビル』(2015-2018) から登場しています。

少し異質だったのはマリア・ランボーキャプテン・マーベルです。

『キャプテン・マーベル』(2019) に登場した彼女ですが、90年代にキャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースのかつての同僚でしたが、この世界線ではキャロルに代わってマリアが実験に志願したんでしょうか… また、その描写は描かれるでしょうかw

また、ワンダビジョンに登場した娘のモニカもパワーに目覚めたので親子共演などもありえるのかもしれません。

そして全くの新顔となった「ファンタスティック・フォー」からリーダーのミスター・ファンタスティックことリード・リチャーズ

思わず20世紀フォックスの買収を思い出してしまいますが、利権を手にしたマーベル・スタジオがどう扱っていくかも非常に面白いですよね〜

公開予定でもありますので、楽しみですね~

 

本編では、ワンダの強さを改めて認識するとともに今後広がっていくマルチバースの複雑な世界観を表した象徴的作品であることは間違いないでしょう。

今後フルCGが続いていくのでしょうね~

評価

脚本4.0

配役4.0

演出4.5

音楽3.5

映像4.5

IMDb 7.0 / 10

ROTTEN TOMATOS Tomatometer 74% Audience 85%

metacritic METASCORE 60 USER SCORE 6.0

 

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