ナイブズ・アウト / 名探偵と刃の館の秘密

ロングライドから2020年1月31日に劇場公開された「ナイブズ・アウト / 名探偵と刃の館の秘密」の感想記事です。

第92回アカデミー賞では脚本賞にノミネートされた作品です。

オススメ度4.5

あらすじ&予告編

世界的ミステリー作家ハーラン・スロンビーの85歳の誕生日パーティーが彼の豪邸で開かれた。

その翌朝、ハーランが遺体となって発見され、依頼を受けた名探偵ブノワ・ブランは、事件の調査を進めていく。

莫大な資産を抱えるハーランの子どもたちとその家族、家政婦、専属看護師と、屋敷にいた全員が事件の第一容疑者となったことから、裕福な家族の裏側に隠れたさまざまな人間関係があぶりだされていく…

作品情報

原題:Knives Out

製作国:アメリカ(2021年)

配給:ロングライド

監督・脚本:ライアン・ジョンソン

本編:130分

出演:ダニエル・クレイグ、クリス・エヴァンス、アナ・デ・アルマス、ジェイミー・リー・カーティス、マイケル・シャノン、ドン・ジョンソン、トニ・コレット、ラキース・スタンフィールド、キャサリン・ラングフォード、ジェイデン・マーテル、クリストファー・プラマーほか

レビュー

「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」のライアン・ジョンソン監督がアガサ・クリスティーに捧げ、100%オリジナル脚本で製作したミステリー作品。 豪華キャスティングも含め大変話題になりました。

密室での資産家の怪死、動機に満ちた面々、個性的な私立探偵などのミステリーの定番要素を押さえた古き良き探偵小説の具現化のような、まさにアガサ・クリスティーへのリスペクトが前面に押し出された作品ですね〜

 

007のダニエル・クレイグが南部訛りで少し頼りない迷探偵を、キャプテン・アメリカの正統派イメージの強いクリス・エヴァンスが一族の鼻つまみものを、嘘をつくと嘔吐するアニメキャラ的な要素をもった看護師をアナ・デ・アルマスが好演し、その他大勢の個性的な登場人物も含めて見ていて飽きず、それぞれがストーリーに絶妙なスパイスを加えています。

収入格差や移民問題を絡めつつ、巧妙な語り口やビジュアルなどを含めてライアン・ジョンソンのこだわりが全面的に出ているところも特色の一つです。

 

ライアン・ジョンソンが監督・脚本を務めた続編「ナイブズ・アウト : グラスオニオン」の公開予定も決まっています。

予告編が非常に凝った作りになっていて期待感が高まりますw

さらにはシリーズ第3作までの製作が決まっているようですので、今後も非常に楽しみですね〜

評価

脚本4.5

配役5.0

演出5.0

音楽4.0

映像4.0

IMDb 7.9 / 10

ROTTEN TOMATOS Tomatometer 97% Audience 92%

metacritic METASCORE 82 USER SCORE 7.7

 

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