Netflixから2023年9月29日に独占配信された「ノーウェア:漂流」の感想記事です。
オススメ度
あらすじ&予告編
たった一人、貨物コンテナに閉じ込められたまま海を漂流する妊婦。
荒廃した全体主義国家から逃れてきた女性の生存をかけた闘いが始まる…
作品情報
原題:Nowhere
製作国:スペイン(2023年)
配給:Netflix
監督:アルベルト・ピント
本編:109分
出演:アンナ・カスティーリョ、タマル・ノバス、トニー・カルビーリョ、マリアム・トーレス、イリーナ・ブラボ、ビクトリア・テイへイロ、ルーシア・ソリア、メアリー・ルイスほか
レビュー
貨物コンテナで海を漂流する妊婦のサバイバルシチュエーションムービー。
SF要素を加えた冒頭のスタートからなんとなく亡命する流れなのは想像しやすく、妊婦xサバイバルという圧倒的な設定が際立っている作品です。
コンテナでの出産や育児がサバイバルに新鮮味を大きく加えているのは言うまでもないですが、好みかどうかは大きく分かれるところかと思います。
SF設定は序盤のみで特に何か回収することもなく、食糧難の割には肉付きが良さそうな人も多いのは勿体ないなぁと思いながらも、今までにないほどの極限状態を描き、緊迫感たっぷりに最後まで一貫したテーマで臨んだ良作です。
設定頼みのご都合主義的作品に受け取ることも可能ですが、人間の極限を描くある意味狂気的な意欲作は、そのシュールさとアンナ・カスティーリョの鬼気迫る演技とともに心に残る気がします。
それにしても、母強し。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.4 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 62% Audience 62%
metacritic METASCORE ーー USER SCORE 5.6
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