東和ピクチャーズから2019年3月22日に劇場公開された「バンブルビー」の感想記事です。
実写映画「トランスフォーマー」シリーズの第6作目にあたり、シリーズの第1作である『トランスフォーマー』(2007)から20年前となる1987年のカリフォルニアを舞台とした前日譚を描くスピンオフ作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
父親を亡くした悲しみから立ち直れずにいる少女チャーリーは、18歳の誕生日に小さな廃品置き場で廃車寸前の黄色い車を見つける。
すると突然、その車が人型の生命体へと変形。驚くチャーリーを前に逃げ惑う生命体は、記憶と声を失って何かに怯えていた。
チャーリーは生命体を「バンブルビー(黄色い蜂)」と名づけ、匿うことにするが…
作品情報
原題:Bumblebee
製作国:アメリカ(2018年)
配給:東和ピクチャーズ
監督:トラヴィス・ナイト
本編:114分
出演:ヘイリー・スタインフェルド、ジョン・シナ、ジョージ・レンデボーグ・Jr、ジョン・オーティス、ジェイソン・ドラッカー、パメラ・アドロンほか
レビュー
シリーズ第6作にして初の前日譚となった本作は、初の女性主人公、そしてマイケル・ベイが監督がではなく制作に回った作品となっています。
大幅に削減させられた予算のせいで、本作の魅力とも言えるトランフォームシーンやバトルシーンが極端に抑えられています。
しかし、ヘイリー・スタインフェルド演じるチャーリーとバンブルビーが育む友情と、彼女のグロースストーリーを軸に描かれるストーリー性重視に切り替えたこの舵取りは、完全に視聴者にハマったと言って良いのではないでしょうか。
80年代独特の雰囲気や音楽に彩られ、思春期のモヤモヤした思いを胸に勇気を出す等身大のストーリーは、その時代を生きていなくても子供時代を思い出し共感しやすいのかもしれませんね。
『トランスフォーマー』シリーズの中で一線を画すも、ここがスタートであっても良いような素晴らしい心温まる友情の物語となっています。
シリーズ未鑑賞の人にもオススメしたい作品です。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.7 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 91% Audience 74%
metacritic METASCORE 66 USER SCORE 6.9
コメント