ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズから2017年7月1日に劇場公開された「パイレーツ・オブ・カリビアン / 最後の海賊」の感想記事です。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの第5作目となる作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
孤高の海賊ジャック・スパロウの過去を知る最恐の敵、“海の死神”サラザールが解き放たれた時、海賊全滅へのカウントダウンは始まった。
ジャックがサラザールの復讐から逃れる方法はただ一つ。<最後の海賊>のみが見つけ出せる伝説の秘宝<ポセイドンの槍>を手に入れること。
かつてジャックと冒険を共にしたウィル、その息子ヘンリー、孤独な天文学者カリーナ、宿敵バルボッサなど、様々な運命が交差する中、最後に宝を手に入れるのは誰か…
原題:Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales
製作国:アメリカ(2017年)
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
監督:ヨアヒム・ローニング、エスペン・サンドベリ
本編:129分
出演:ジョニー・デップ、ハビエル・バルデム、ブレントン・スウェイツ、カヤ・スコデラリオ、
ケヴィン・マクナリー、ジェフリー・ラッシュほか
レビュー
ディズニーランドの「カリブの海賊」を元に作られたこのシリーズも、「パイレーツ・オブ・カリビアン / 呪われた海賊たち」(2003)からついに14年目に!!
当時子供だった筆者に合わせたかのように、若者向け作品の印象は薄れ、大人向けとも取れる要素が色濃く見受けられます。
何より二組の親子の絆を描いた本作は、親世代になった我々に深く突き刺さる内容になっていて、エモーショナルさ全開に彩られた脚色が、今回の大きなテーマとなっています。
“ポセイドンの槍”を巡るジャック・スパロウと海の死神サラザールの対峙を軸に据え、ウィル・ターナーの息子や女性天文学者、お馴染みのバルボッサが脇で大きく躍動していくストーリー展開は、設定上散漫になりがちな脚本がしっかりと練られている印象を受けますし、モーゼの十戒を彷彿とさせる海を割ったクライマックスに向けて一直線に進みます。
どうしても期待値が下がりがちなロングシリーズにおいて、良い意味で派手さがあり、かつ引き締まった構成になっているのは素晴らしいことだと思います。
そして濃すぎるキャラクターが溢れる中で、ハビエル・バルデムの白塗りは凄まじいw
それにしても原題の「デッド・メン・テル・ノー・テイルズ」は、死人に口無しという意味なのだが…
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 6.5 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 30% Audience 60%
metacritic METASCORE 39 USER SCORE 6.2
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