Amazon Prime Videoから2021年11月1日に独占配信された「パウ・ガソル ~最後の挑戦~」の感想記事です。
NBAのレジェンドプレイヤーである”パウ・ガソル”の怪我からの再起と、東京オリンピックへの出場を目指すリハビリに密着したドキュメンタリー作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
2018年11月、38歳のパウ・ガソルは舟状骨損傷に苦しんでいた。
二度の手術や多くの挫折を経験するも、他のプロアスリートが成し遂げたことがない「復帰」の二文字に向け、治療に専念する。
その目標は東京オリンピックへの出場すること…
作品情報
原題:Pau Gasol: It’s About the Journey
製作国:アメリカ(2021年)
配給:Amazon Prime Video
監督:オリオール・ボッシュ
本編:全4話
出演:パウ・ガソル、キャサリン・ガソル、マルク・ガソル、フアン・カルロス・ナバーロ、ケビン・ガーネットほか
レビュー
懸命なリハビリ、日々の体調管理、メディアへの対応、そしてコービーの死に新型コロナウイルス…
生い立ちを語るところから始まり、コービーとの絆などをNBA関係者を交えて語られるタイトル通り重々しい内容ながら、往年のNBAファンには堪らないストーリーなのは間違い無いでしょう。
コービーとの対談からレイカーズへの移籍など今まで語られなかった裏側も露わにし、そのまま2008年から続くNBAファイナルへと繋がれる語りは抜群で、1話目からあっさり引き込まれますw
様々な選択肢を検討した結果、パウは約20年前にプロデビューを果たしたチームである”FCバルセロナ”への復帰を決意し、リーガACBとユーロリーグでの優勝を狙うとともに東京オリンピック出場を目指し、これを達成した後の引退までを事細かくまとめ上げた本作は、過去と現在を行ったり来たりしながら語られるまさに伝記そのものです。
結果はご存知の通りではありますが、オリンピックでは再びプレーが見られたことに嬉しくて堪らず思わずスペインを応援してしまいましたw チケットを持っていたのに現地に行けなくて残念ではありましたが。
昨今増え続けている国際選手の台頭もあって、もはやスペインは圧倒的強者ではなくなってしまいましたが、国際試合の見所が増えて面白いですよね〜
盟友コービー・ブライアントの隣に殿堂入りユニフォームを果たしたのも記憶に新しいですよね〜
Still processing it all. What a wonderful night. I’ll never forget it. Thank you all so much for all the love!! 💜💛 🙏🏼 @Lakers
Aún estoy procesándolo todo. Qué noche tan maravillosa. Nunca lo olvidaré. Muchas gracias a tod@s por todo el amor que me dais! 💜💛 🙌🏼 #LakersNation pic.twitter.com/FRK9GiE6Yw
— Pau Gasol (@paugasol) March 9, 2023
そんなパウ・ガソルの詳細については以下から。
Pau Gasol
まさに技巧派万能ビッグマン。
フックシュートやドライブイン、またジャンプシュートで得点を量産するヨーロッパ出身選手の最高峰のイメージですよね〜 ヨキッチはさらに上をいくかもしれませんがw
Wikipedia Twitter Instagram NBA.com Basketball-Reference.com
新人王を獲得した01ー02シーズンをはじめ、低迷するメンフィス・グリズリーズの大黒柱として存在感を発揮していたガソルですが、やはり印象的なのはロサンゼルス・レイカーズへの移籍ですよね~
07ー08シーズンにトレードされ、加入したその年にすぐさまファイナルまで達しますが、レイ・アレン、ケビン・ガーネット、ポール・ピアースから成る「ビッグ・スリー」を形成したボストン・セルティックスに敗れます。
しかし、08-09シーズンには決勝でオーランド・マジックを破って優勝。
自身も相手のエース”ドワイト・ハワード”をレギュラーシーズン以下の成績に押さえ込む一方で、FG成功率は60%超えを記録するなど攻守にわたって活躍。
更に09-10シーズンもファイナルに出場し、ボストン・セルティックスとの再戦となるも見事に連覇を達成しました。
14ー15シーズンはシカゴ・ブルズへの移籍し、2015年1月11日のミルウォーキー・バックス戦でキャリアハイの46得点を記録。 同年のオールスターではスターターに選出され、弟のマーク・ガソルとの共演も実現しました。 スペイン人の兄弟によるオールスターでのティップオフは、今後もなかなかお目にかかれることは無いでしょうね〜
16ー17シーズンは引退したティム・ダンカンに代わってサンアントニオ・スパーズのスターターを務め、ダーク・ノヴィツキーに次ぐ ヨーロッパ出身選手の通算20000得点 、更にカリーム・アブドゥル=ジャバー、ティム・ダンカン、ケビン・ガーネットに次ぐ、リーグ史上4人目の 通算20000得点 15000リバウンド 3500アシスト 1500ブロックを達成しました。
あと、忘れてはいけないのが2008年の北京と2012年のロンドンオリンピック。
リディームチームを形成するアメリカに、決勝の舞台で最後に立ち塞がったのはガソル兄弟率いるスペインでしたよね~
歴史にも心にも残った伝説のゲームですよね! 間違いなくFIBA史上最高の試合でしょう。
ガソル兄弟の活躍でスペインはオリンピックやユーロバスケで王朝を築き上げましたが、今後はエルナンゴメス兄弟が引き継げるか注目ですよね~
お疲れ様でした。 数々の心に残る名勝負をありがとう。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 7.3 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer –% Audience –%
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