ビースト

東宝東和から2022年9月9日に劇場公開された「ビースト」の感想記事です。

オススメ度3.7

あらすじ&予告編

妻を亡くして間もない医師のネイト・ダニエルズは、ふたりの娘たちを連れ、妻と出会った思い出の地である南アフリカへ長期旅行へ出かける。

現地で狩猟禁止保護区を管理する旧友の生物学者マーティンと再会し、広大なサバンナに出かけたネイトたちだったが、そこには密猟者の魔の手から生き延び、人間に憎悪を抱くようになった凶暴なライオンが潜んでいた。

ライオンに遭遇したネイトは、愛する娘たちを守るために牙をむく野獣に立ち向かっていく…

作品情報

原題:Beast

製作国:アメリカ(2022年)

配給:東宝東和

監督:バルタザール・コルマウクル

本編:93分

出演:イドリス・エルバ、イヤナ・ハーレイ、リア・ジェフリーズ、シャールト・コプリーほか

レビュー

“陸のジョーズ”と化した残忍なモンスターライオンと人間との闘いを描いた作品。

妻を癌で亡くし、別居していたことから娘たちと蟠りがある父親が、家族関係の再構築のため、妻の故郷アフリカに家族全員で訪れるが、密漁者によって群れを壊滅させられた巨大なオスライオンに、ひたすら狙われることとなるシチュエーションスリラー作品。

登場人物の1人がジュラシック・パークのTシャツを着るなど、リスペクトを感じながらもテイストは完全にジョーズ。 

テーマパークの乗り物映画にふさわしい緊張感が伝わってきますし、スタイリッシュかつシーケンスな演出は抜群です。

娘の勝手に動くのにイライラしながらも、サクサクと人間が狩られる内容はなかなか見応えがあります。

車の中であんだけ襲われると、サファリパークすらも行きたい気持ちがなくなりますねw

ストーリーの整合性もあり、異質感は極力排除されているのが素晴らしいように感じます。

アフリカで撮影したかは分かりませんが、ラストシーンも含めて非常に画角も見応えがありましたし、危機に瀕して深まる家族愛も良かったです。

評価

脚本3.5

配役4.0

演出4.0

音楽3.0

映像4.0

IMDb 5.6 / 10

ROTTEN TOMATOS Tomatometer 68% Audience 77%

metacritic METASCORE 54 USER SCORE 4.8

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