ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズから2023年4月28日に独占配信された「ピーター・パン&ウェンディ」の感想記事です。
ジェームス・マシュー・バリーの戯曲『ピーター・パンとウェンディ』を原作とした、1953年に公開されたアニメーション映画『ピーター・パン』の実写映像化作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
少女とその兄弟は、大人になりたくない少年と共に胸躍る冒険をする…
作品情報
原題:Peter Pan & Wendy
製作国:アメリカ(2023年)
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
監督:デヴィッド・ロウリー
本編:106分
出演:アレクサンダー・モロニー、エヴァー・アンダーソン、ヤラ・シャヒディ、ジョシュア・ピカリング、ジャコビ・ジュペ、アリッサ・ワパナータ、モリー・パーカー、アラン・テュディック、ジム・カフィガン、ジュード・ロウほか
レビュー
アニメーションやパークのアトラクションで世界中から愛されている「ピーター・パン」が、新たなストーリーで実写映画化!とあらば観るしかないw
子供の頃に観て以来、ディズニー作品で何が好きかと聞かれると即答でピーターパンと答えるピーターパン症候群気味の幼少期を送ってきましたが(今はラプンツェルも捨てがたい)、配信のみとなると昨年のピノキオが脳裏にチラついてしまうのは致し方ないことかもしれません…
ピノキオ同様にポリコレを意識したかは置いといても、ジュード・ロウをはじめ脇を固めるキャストはなかなか目を見張るものがありますし、より現実的なテイストを加えたシリアスな人間関係やウェンディの心の成長物語として観る分にはクオリティは悪くない印象を受けます。 (若干子供達に華がないように感じてしまいましたが…)
フック船長とピーターの思いがけない関係性もあり、飽きずに最後までしっかり観られることは間違いないのですが、やはりアニメ版の完成度の高さや愛着が脳裏にこびりついていて、どうしても高評価をつけるまでには至らないというのが正直なところです。
大人になりたくない、変化を望まないというのは人間の普遍的な感情であり、変化を受け入れ前を向いて進むということを成長と呼ぶのかもしれません。 そんな内容だからこそ感情移入はし易いようにも思います。
このままではピーターは『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』(2022)の結末のようになってしまうのでは…
もしやクロスオーバー…?とさえ思ってしまいますw
余談ですが、ディズニー作品の英語は字幕なしでも聞き取りやすく、子供の教材にも打ってつけだと感じますし、吹替のクオリティも高い印象を持っています(最近観ないから知りませんが…)。
キャラクターはもちろん、そういった点の配慮を含めてディズニー作品が世代を超えて愛される理由なんだろうと改めて感じさせられる機会となりました。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
IMDb 3.3 / 10
ROTTEN TOMATOS Tomatometer 69% Audience 40%
metacritic METASCORE 65 USER SCORE 0.8
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