ファースト・マン

東方東和から2019年2月8日に劇場公開された「ファースト・マン」の感想記事です。

ジェームズ・R・ハンセンによるニール・アームストロングの伝記『ファーストマン: ニール・アームストロングの人生』を原作とした作品です。

第91回アカデミー賞において音響編集賞、録音賞、美術賞、視覚効果賞の4つにノミネートされ、視覚効果賞を受賞しています。

オススメ度4.9

あらすじ&予告編

ニールはX-15の飛行実験の最中命からがらになりながら宇宙空間で「ある事」を感じ取る。

着陸時にチャック・イェーガーから操縦の未熟さを指摘され、退任へとなる。それでもジェミニ計画の候補として当初選ばれたものの娘の危篤状態から参加を拒否するが、娘の死をきっかけに月へ行くことに執着を持つようになり宇宙飛行士への参加を決意する…

作品情報

原題: First Man

製作国:アメリカ(2019年)

配給:東宝東和

監督:デイミアン・チャゼル

本編:141分

出演:ライアン・ゴズリング、クレア・フォイ、ジェイソン・クラーク、カイル・チャンドラー、コリー・ストール、クリストファー・アボット、キアラン・ハインズほか

レビュー

人類が月面着陸を果たした1969年から50周年のメモリアルイヤーとなる2019年に公開された作品で、史上初めて月面を歩いた宇宙飛行士ニール・アームストロングの1961年から1969年にかけてのNASAのミッションであるジェミニ計画、アポロ計画が実話に基づいて描かれています。

過去に制作された『アポロ13』や『ドリーム』などの宇宙を題材にして描かれた作品とは一線を画し、宇宙飛行士ニール・アームストロングの視点にフォーカスして物語が進んでいくため、輝かしい功績と共に精神的苦悩などを大きく掘り下げ、光と影を大きく描写したエモーショナル溢れる作品に仕上がっています。

 

また、最新の映像技術を駆使して製作された宇宙や月面描写は圧巻です。

テーマや心理描写とガッチリマッチすることで、今までにない感動を与えてくれます。

 

日本語字幕の監修は、宇宙飛行士である毛利衛が務めているのも非常にポイントですよね〜

我らが毛利さんありがとう。

 

ニールの人柄や人生が、人類にとっては夢であり偉大な飛躍となった壮大なミッションの真実と共に圧倒的な映像美で描かれる作品に仕上がっています。

大画面での鑑賞が望ましいですね〜

 

 

脚本5.0

配役5.0

演出4.5

音楽4.5

映像5.0

 

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