東宝から2021年3月12日に独占配信された「ブレイブ -群青戦記-」の感想記事です。
「週刊ヤングジャンプ」で連載された笠原真樹の「群青戦記」の実写映画化作品です。
オススメ度
あらすじ&予告編
スポーツ強豪校の高校生が突如戦国時代に放り込まれ…
作品情報
製作国:日本(2021年)
配給:東宝
監督:本広克行
本編:115分
出演:新田真剣佑、山崎紘菜、鈴木伸之、渡邊圭祐、濱田龍臣、鈴木仁、飯島寛騎、福山翔大、水谷果穂、宮下かな子、市川知宏、高橋光臣、三浦春馬、松山ケンイチ ほか
レビュー
漫画原作の難しさ
あの原作を115分におさめるとなるとこの辺りが妥当な線ではないかとは思います。
タイムスリップを題材にしたものに真新しさは特にありませんが、全国屈指のスポーツ強豪校を戦国時代に送り込むという連載時のワクワク感を思い出しました。
時代設定も桶狭間直前にすることで家康と信長が敵対している状況にすることで上手く尺を調整しています。
また、個人的に原作で1番好きだった卓球部『戸田』が見られなかったことが残念ではならないです。 ゲーム感覚で包丁の二刀流で敵兵を葬るグロさが原因である可能性はありますが、序盤の校舎に押し入る織田軍もなかなか派手にやってましたからね〜 何が原因かはわかりませんが残念でなりません。
あとは、豊臣秀吉が完全にモブ扱いされている点が残念でした。 原作では話の中枢を担い、ビジュアルもかなり気を遣っていたにも関わらず… ただ、池田純矢さんの演技が素晴らしく、イケメンを全く感じさせない(笑)木下藤吉郎がそこにはいました。
特筆すべきはキャスティング
新田真剣佑の殺陣は見どころです。
弓、木刀ともに使えるおいしい役柄ではありますが、中盤の中弛みのウジウジ感と、尺の都合もあり孝太と元康が立て続けに葵のせいで死ぬことで、最後まで原作以上に足手纏い感が抜けないのが残念ではありますが、アクション俳優としてこれ以上ない父親もお持ちですから今後に更なる期待が持てそうですね。
圧巻の三浦春馬。
原作の体躯とは違いますが、太陽のような元康。
殺陣も非常に仕上がっていて見応え抜群です。
改めてご冥福をお祈り申し上げます。
脚本
配役
演出
音楽
映像
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