TOKYO MXほかから2022年10月2日に放送開始された「ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITION」の感想記事です。
三浦建太郎による大人気漫画を原作とした『ベルセルク 黄金時代篇』三部作が、メモリアル・エディションとして新規カットを加え再構成され、劇場公開10周年と原作漫画の連載再始動を祝したTV編集版です。
オススメ度
あらすじ&予告編
己の剣だけを信じてきた。友も家族も帰る故郷もない孤独な剣士ガッツは、百年戦争に揺れる地を傭兵として渡り歩いていた。 身の丈を超える長大な剣を自在に操り、強大な敵をいとも簡単に倒すガッツ。 そんな彼に目をつけたのが、傭兵集団“鷹の団”を率いるグリフィス。 美しい姿からは想像もつかない統率力を持ち、大いなる野望を秘めたグリフィスは、自らの夢を叶えるためにガッツを決闘で制し、鷹の団に引き入れる。
数々の激戦を共にくぐり抜けるうちに、信頼で結ばれていく仲間たち。なかでもグリフィスとガッツの絆は、今や特別なものとなっていた。 やがて鷹の団はミッドランド王国の正規軍にのし上がるが、それはグリフィスの目指す頂点へのはじめの一歩にすぎなかった。
一方ガッツは、グリフィスの「夢」に取り込まれ剣を振り回すだけの人生に疑問を抱き始める。 だが、ガッツはまだ知らない。 果てなき夢が二人に与えた、恐るべき宿命を…
作品情報
製作国:日本(2022年)
アニメーション制作:STUDIO4℃
監督:佐野雄太
本編:全13話
出演:岩永洋昭、櫻井孝宏、行成とあ、梶裕貴、寿美菜子、藤原貴弘、松本ヨシロウ、矢尾一樹、ケンドーコバヤシほか
レビュー
本編の3〜14巻に当たる、序章から時を遡り、ガッツの生い立ちから鷹の団での青春時代、「蝕」、復讐の旅に出るまでが描かれた謂わゆる”黄金時代”。
ベルセルクを名作と言わしめる黄金時代をワーナー・ブラザース映画から2012〜2013年に渡り三部作で上映し、CG映像でよりエネルギッシュに動くキャラクターたちに文字通り命が吹き込まれた感じはそのままに、音楽なども細部にこだわりが見受けられ、さらに「夢のかがり火」といった名シーンを加えることによってより深みを増したストーリーは、もうどこを取っても完璧としか言いようのないクオリティです。
惜しくも作者は亡くなってしまいましたが、親友で生前より完結までの全てのストーリーを聞かされていた唯一の人物である漫画家の森恒二の監修のもと、弟子の所属するスタジオ我画が作画を行い、『ヤングアニマル』2022年13号より連載が再開されることが発表され、6月24日から連載再開したのは記憶に新しいと思います。
今後のベルセルクにも期待するとともに再熱させるのに十分なアニメーション。 ファンはもちろん、ベルセルクに触れたことのない人にもオススメしたい作品となっています。
評価
脚本
配役
演出
音楽
映像
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