ペイン・ハスラーズ

Netflix
引用元:Netflix

Netflixから2023年10月27日に独占配信された「ペイン・ハスラーズ」の感想記事です。

2018年にエヴァン・ヒューズが執筆しニューヨーク・タイムズ・マガジンに掲載された、実際に起きた製薬会社の不法事件に関する記事「The Pain Hustlers」と、2022年にリリースされた同著者による小説「The Hard Sell」に基づいて制作された作品です。

オススメ度3.4

あらすじ&予告編

職を失ったシングルマザーのライザは、ピートという製薬販売員ピートとの出会いをきっかけに、経営難の製薬スタートアップ企業に就職する。

おかげで家計は上向きに転じるが、ライザは危険で不正な金儲けの陰謀に巻き込まれ、倫理的に疑わしい道へと足を踏み入れていくことに

作品情報

原題:Pain Hustlers

製作国:アメリカ(2023年)

配給:Netflix

監督:デヴィッド・イェーツ

本編:122分

出演:エミリー・ブラント、クリス・エヴァンス、キャサリン・オハラ、アンディ・ガルシア、クロエ・コールマン、ジェイ・デュプラス、ブライアン・ダーシー・ジェームズほか

レビュー

職を失ったシングルマザーが不正な金儲けに加担していく様を描いた作品。

実話に基づいているために抑えめな演出の数々に、耳馴染みのある音楽を添え、豪華キャストで送るストーリー展開は、割とテンポ良く観ている側にアメリカの実情を突き付けます。

中弛みこそあれ、ひとりの女性が成り上がっていくサクセスストーリーは観ていて設定も相まって痛快だし、エミリー・ブラントがよくハマっている様に感じられるし、クリス・エヴァンスも胡散臭さ全開の製薬会社員を見事に演じているので、二人を観ているだけで飽きないのは間違いないでしょう。

しかしながら、お粗末な犯罪行為にまで達する過程、幸せと金の親和性がズレていく様はこの手のアメリカンスキャンダル的な映画ではもはや王道と言って良く、既視感強い内容に大きく引き込まれることはない様に感じました。

評価

脚本3.0

配役4.0

演出3.0

音楽4.0

映像3.0

IMDb 6.5 / 10

ROTTEN TOMATOS Tomatometer 24% Audience 70%

metacritic METASCORE 44  USER SCORE 5.4

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